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インディーズなんて言葉もない頃の、音楽が混沌としてた頃。戸川純ちゃんはゲルニカでネオ・ロマンしてた。すきすきスウィッチの佐藤幸雄は言葉と格闘し、不思議なポップスを作っていた。すべてが実験場のような時代の、未完成で純粋な80年代前半の私達のまわりではあった。 ある種の定型が築かれるギリギリのところで、多くのバンドは摸索していた。なんでもアリな、誠に幸福な時だったのかも知れない・・・と、今になって思うが、当時はやはり混沌としたまま、どうしていいか分からず演っていたんだろう。 この頃の音楽は、全てのヒントを秘めている。 text 渡辺正 2001/5/30 ■収録バンド |