その４９「友人と夢と 無から有へ」

友人夫妻が埼玉の奥地に安い土地を購入。と聞いたのは半年も前だった。
何の魂胆か解からなかったが、とにかくアトリエを構えたい旨の連絡だけはメールで来てた。

そして、進展もないまま連絡も途絶え気味。消息がないのはせっせと励んでるに違いないと密かに楽しみにしていた。

新年の２日に突然たずねて来て、先に進まないから現場を見て手伝ってくれと言う。
話を聞くと、何をどうしたらいいのか思考停止状態らしい（笑）

あれこれ難題を聞き、大体の様子が分かったので、何を作りたいのか大まかなプランの模型を作っておくよう指示。
無のモノを形にしてゆくアイディアは、叩き台の創作で噴出するものである。
頭で考えてばかりでは、形が具体的に表出しにくいのを知っているから。

さてさて１週間後。
力仕事は年のせいでてっきりだめになってきたので、ダクト屋親方の友人を誘って彼のジープで現地で合流。
現場を見ながら、あれこれ打合せ。
勿論叩き台である「模型」を段ボールで作ってたので話は早かった。
出来る範囲でやれることをやってみる事で、気分が盛り上がり具体的に先に進むのを知って欲しかったし、それを ちゃんと作ってきた夫妻に応えるべき、我らの仕事は早かった。

日本一という巨大なホームセンターで材料を調達して、４時間もしないで土台の完成！
ダクト工事屋親方の百人力の力技で難なく「夢」を実現。
半日で夢の土台が成就！そんな容易い夢は「夢」ではないが、突破口は切り開いた。
何事も初歩の勇気が一番苦労する。
なぜオリジナルに価値があり、敬意を持って接する必要があるのかは、その勇気に対してである。

ダクト屋親方も、アトリエ夫妻も、そして私もみんな「夢」が大好きなのだ。
そして、無から有を生む力技の価値の大きさ楽しさを共有できる友人こそ大切なのだ。

翌日、体のあちこち傷んでたが、ちっとも辛くはなかった。

2006/1/11　「フジヤマ本日三時より営業」フォトデータを見る

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この「フジヤマ本日三時より営業」は私（渡辺正）がＥＡＴＥＲのホームページに連載しているコラムの最新版です。

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２００６年（平成18年）６月

６月８日（木） 豆大福女史襲来！彼女から頼まれていたＣＤを仕入れするのを忘れてたのでエラク怒られる。怒られてはみたものの、お土産にもらった豆大福をバクバク食って聞き流す私。ひどい店それはフジヤマ。そんなこんなで購入すべきか、さんざん悩んでた「恐悪狂人団」のＬＰ買ってくれず、しょんぼり。でもピチカート５のＣＤをキッチリ購入してくれてウレピイ。彼女の来店はいつも楽しい。そんな蒙古襲来が去ったあと、今度は赤痢のあやチャンがＪＯＪＯ達と来店。カナダに戻る前に寄ってくれたのだが、相変わらずキュートだ。同行のジュンちゃん（非常階段）や尾谷さんとアホ話２時間。その間フジヤマに来客はない…素敵な店だ我フジヤマ（苦笑）。 ６月７日（水） ガスタンクをやってた BAKI 来店。今やってるバンド「モスキートスパイラル」のCDとチラシ持参で。昔と全然変わってない風貌。かっこいいなあ。 ６月６日（火） 春日部の中古レコード屋で３０％オフセールやってる。先月は２０％オフセールをしてた（笑）って事は来月は４０％OFFセールか？定価一枚２００円の８０年代アイドルデビュー盤を５枚買って、７００円の出費。随分揃ったぞデビューシングル盤。いつかこのＨＰでくだらない私のコレクターぶりを紹介した〜い。それにしても歌謡曲というのは時代を見事に反映してる。聴いていていろいろ勉強になる。 ６月５日（月） 母は眼も開けずに笑ってる。手を握ってやると握りかえして離さない。どうやら今日は元気そうだ。 ６月４日（日） 早朝、深川の八幡様でやってる骨董市に。勿論シングル盤捕獲目的。いつまで続くのかなあ、このくだらないシングル盤収集。レコード屋より骨董市の方が安いしヘンなデビュー盤があるから楽しい。帰りは「富水」のアジフライ定食で満足。なにせここのアジフライは３匹も皿の上に立って出てくるから驚く。 ６月３日（土） 北千住でバイクが遂に煙吹いて成仏。修理するのに金がいると思ったら気が滅入る。そんな時は銭湯。北千住は銭湯がたくさんあって嬉しい。昼間っから風呂に入ってるなんて贅沢よのう。 ６月２日（金） あれやこれやで節々痛し。 ６月１日（木） PCがどうもおかしい。直ったと思ったら妙な動き方して何もかも消える（笑）もう…。 D I A R Y     b a c k   n u m b e r　 ２００６年　 ２００５年　 ２００４年　２００３年  ２００２年　２００１年