第120回
”いろいろ考える”の巻

パンクって、なんですか？
ロックとは違うんですか？
私は個人的に意見はあります。
いや、はっきり言ってしまえるぐらい、確固たる答えがあります。

それなのに、どうしてこんなことを書くのか？
ちょっと、気になっているからです。

今、所謂ブームが終わり、いろいろ検証できる時期が１０年ぶりにやって来たような気がするからです。
とはいうものの、現在進行形の音楽は次から次へと出現しています。

それでも、ビートルズが出て来た時のような、世間が否定する程の大きな現象にはなっていないと考えます。
エルビス・プレスリーが出現した時も、同じだったと思います。
（生まれる前なので、本でしか知りませんし、親が教えてくれたものが、そう云ったものです。）

それでは、ハードロックやプログレが出て来た時は、どうだったんだろう？

自分の感覚のなかでは、正直なところビートルズ現象の範疇。
じゃあ、グラムは、といわれれば、単発的な宣伝文句の一つ、じゃないかなあ。

個人的には、熱烈歓迎だったけど、友人たちは ”そんなの聴いているの？” で終わり。

私の好きな本 「ブリティシュロック大全集」 と 「ウエストコーストサウンド」 という２冊の本は、共に１９８０年近くに出ていることもあり、同じような視点でロックを相対的に見ているところが面白い。
両方とも、１９６０年をスタートにしているから、ロックンロールの時代が終わってから、いろいろ書かれている。
細かいことよりも、大局的に見ている点は、同じだ。

そう、ロックなんです。

なんとかロックではない、単純に 「ロック」 を考えると面白いと思います。

今日はこんなとこで。

2007/3/25