第135回
”ランスの思い出” の巻

実は、別の文章を書いていました。
でも、今回は変更です。

大好きなバンド、J-CHURCH のフロントマン " Lance Hahn” がさる２００７年１０月２１日に闘病生活の末、４０歳で亡くなりました。
Austin Music Sourceというホームページに詳細は書かれております。

彼との始めての出会いは、１９９２年の原爆サン・フランシスコ遠征の時です。

JAWBREAKERと共に、最初のライブでサポートしてくれたくれたときでした。
両バンドとも、以降交友関係は続き日本に来た時は一緒にライブをさせてもらいました。
特に、J-CHUECH 最初の来日の時は、アメリカでお世話になった人がみんな一緒に来日して、その場所が、今池であるにもかかわらず、ミッション・ストリート（サン・フランシスコ）でなんか、どうでもいいようなことをお喋りしていた時のことをフラッシュバックしました。

その後は、彼が 「モリッシー・ファン」 であることもあり、よい関係の付き合いが続いておりました。
来日する都度、名古屋でのライブに足を運びました。
ランス以外のメンバーが入国できなかったり、ある時はベースを日本のバンドの人が急遽ヘルプでやったり。
結構まともな状態の彼等を見ることが出来なかったのですが、２度目のアメリカ遠征の時は久しぶりにみんなと会い、楽しいライブをすることが出来ました。

最後に見た彼のライブは、名古屋でも小さいライブハウスでの公演でしたが、相変わらず凄く面白いライブでした。
アンコールで、いきなりミスフィッツをやったり、ワイヤーをやったり、原爆のアンコールと同じようで、大笑いしてしまいました。
最後に渡した音源は「PRIMAL ROCK THERAPY」になってしまいました。

新譜で久しぶりに、J-CHURCH らしさが爆発したかのようなアルバムを出したので、早く来日して欲しいと思っていたら、この春にテキサスのバンドから ” ランスの体調がかなり悪い” と聞いていたのだけど、まさかこのような訃報を聞くことになるとは・・・・

彼等のファーストアルバムのサンキューリストに しっかり我々の名前が入っております。
とても嬉しかったなあ。
いろいろ、これ以外にも思い出があります。それは、胸の内にしまわせて下さい。

今年は、本当に多くのバンド友達が亡くなっています。
みんな、これから色々やりたいことがあるのに、その途中で道を断たれていくことは何とも云い難いです。

だからこそ

原爆は、猪突猛進で行きますよ。

2007/11/4