第139回
”たくさん聴きました” の巻

さて，何から書こうかな？
まあ，そのぐらい新譜を聴きましたね。
順位付けは完全に無理なので乱雑に思い当たる順に書きます。
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HERMANO/INTO THE EXAM ROOM
このバンドは，ファーストからずーっと好きです。
前作はライブだったので久しぶりのスタジオアルバム。この埃っぽさたまりません。 
KYUSSなんて今じゃあ忘れてしまいそうに狂おしい感じ。
UNIDAのファースとアルバムからかなり時間が経っていることを、つい先日憶いだし驚いた次第。 
あまり見かけないけど、いいアルバムです。
車のスピードで言うと、５速から６速へギヤチェンジするときの、あの感覚です。

HIGH ON FIRE/DEATH IS THIS COMMUNICATION
もうこのバンドに関しては来日公演もやっているし、みんな知っているでしょう！
今回の作品も気持ちいいです。アラビックな音が入るところなど、我が趣味に合わせてくれているのではないかと、思わず錯覚。
セカンドギヤで思いっきり拭かして走るような感覚。

COLOSEUM/NO SALVATION
はっきりいって、全く知らないバンドでした。
聴いた途端にぶっ飛びました。
ゴリゴリのパンク感覚が全開、感覚的に日本のハードコアを見習っているよう。
こういった出会いが無ければ、音楽を聴く楽しみは無くなります。
このバンドに出会えたことだけでも，感謝。

THE RED CHORD/PREY FOR EYES
新手のメタルバンドですけど知らないうちに来日していたんですね。
メタル情報は全くないので知りませんでしたが、正直このアルバムで初めて知ったので（２枚目）テクニックの凄さと、展開の速さに驚いています。
気分的にはYESの「CLOSETO THE EDGE」を中学のとき発売と同時に買って聴いたときの感じを思い出しました。
まあ，音楽的には全く違うとは思うけど、同じように感じている人もいると思いたいな。
ついでに書くと，あわててファースト（再発）も買っちゃいました。

DILLINGER ESCAPE PLAN/IRE WORKS
ジャケットで話題になりましたね。ピンクフロイドの「狂気」みたいだって。
でも、音はもっと先に行っています。ぎりぎりのせめぎ合いが続き、爆発寸前というところがいままでの彼等とは違っています。
いままでは、爆発してたから。
この音を爆発と感じるかどうかは、人によって違うと思うけど、個人的には寸止めの気持ちよさを久しぶりに思い出したな。
ポストパンクの時代によく聴いた、懐かしい音がそこにはあります。
まあ、車庫入れの難しい場所に何度も切り返しをしていれる快感に似ている。

TODAY IS THE DAY/AXIS OF EDEN
完全復活。
初めて聴いて時の狂気が戻っている。パンクです。
メタルとかではありません。
ジャンル的に一番難しいところにいるから、完全に無視されそうだけれど、無視出来ない凄さがあります。
自主制作にしたのはどうしてなんだろうと思わせるぐらい、凄いとしかいいようがありません。
３００キロのスピードから２０キロまで急に落とさないといけないようなF1感覚。
そうだ，もうじきF1開幕か？最近は，あまり見ていないなあ。
関係のない、変なことを思い出しちゃった。それぐらい、耳を奪います。

EARTHLESS/RHYTHMS FROMA COSMIC SKY
やられました。アシッドロックです。それもド級のヘヴィーロック。
全く知らなかったバンドでしたが、なにげに購入したら大正解。
やっぱりジャケット買いは、たまらなくいいもんですね。
最後にイギリスのGROUNDHOGSの曲をやっているので、好感度アップ。

PELICAN/CITY OF ECHOES
ライブを観てやられました。
しかもたった一曲で。演奏前の彼等は調子のいい奴らでしたが、ステージ上の彼等は音と対決するミュージシャンでした。
緊張感が凄くてたまりません。
この作品は，遂に彼等の本性を出したとしか思えないような感覚に満ちていますね。

まだまだ実はありますが、こんなところかな？
日本のバンドも、凄いのがいっぱいありましたね。
身近すぎるので、個別に感想を書けません。
一緒にやってくれるバンドは、全部好きです。
それに、音源を聴いて好きになったら、その場で脅迫（笑）して、共演してます。
それだけのコメントで分ると思います。

2008/2/2