《お詫び》 管理人の体調すぐれず、更新遅れてしまったこと大変申し訳ございませんでした。

第180回
”想いは叶う” の巻

レコードコレクターとして、最近よく思うこと。

”探していれば、そのうち手に入る”

不思議なもので、何故か手に入るんです。

例えば、30年以上前のパンクのシングル盤が
レコード店で、投げ売りされていて”ゲット”なんて、
嘘のような話が、ここのところよくあります。

まあ、常に同じようなものを探しているので、
何となく、レコード店で足下にあるコーナー(ゴミ箱)を
しょっちゅう見ている訳で、
そのような私を喜ばすために、レコード店の人が気を利かせて
入れておいてくれているかもしれません。
何しろ、欲しい人なんて、さすがに限られているんですから。

しかし、世界中にコレクターが居るので
私のような、あまり熱心でないコレクターは、
熱心なコレクターのようにはいきません。
価格、50円〜1,000円位迄で狙っているので、
状態がとても良いものなんて、まず手に入るはずが無いのです。

そのような私でも、どうしても手に入れたいものがあります。
Tindersticksというバンドのアナログ盤です。
何しろ、カルト的人気バンドなので、
発売前に予約を入れてなんとか手に入れるパターンを繰り返していますが、
2011年4月に発売した、サウンドトラック5枚組LPだけは、
予約を入れたのに、全く手に入りませんでした。
”新品なのに売り切れ”だったのです。

さて今回は、”新品なのに売り切れ”をどうやって手に入れたか、

自慢話です。

先ずは、レコード店に足を運ぶ。
電話を入れる。
この辺りは、慣れているので何の苦もなくやり遂げるんですが、
全く無い!
こちらも、知らぬ間に焦ってきて、
アナログの5枚組BOXであることを、はしょってしまい
”Tindersticks のBOXありますか?” と訊いてしまう。
"ありますよ!”とお店の回答。
”本当ですか”と喜ぶ私。
”CDですよね” とお店から。
”すいません、アナログの方です” と私。
”それは、無いです” とお店。
”分かりました、ありがとうございました” と私。

このような状態が続き、ほぼあきらめていました。
そんな中、イギリスに2011年7月に行ったので
いつも、Tindersticks の限定盤を買っているお店に直行!
あるものと思い込んで、
気楽に”Tindersticks の5LPBOXありますか?” と訊くと
”無い” と素っ気ない返事。
ここでなければ、もう本当にダメ!

「無いものは、しょうがない」

残るは、インターネット販売の調査。
あるんですね、5LP BOXが。
でも、価格が問題。

何しろ、高額。

自分が買える範囲を、軽く超えている。
「今回はこの値段で買うか!」
ほぼ決心したところ、
バンドのホームページで通販していたことを思い出し、
一応、バンドのホームページを確認。

そこには、扱っているレコード店が載っていて
何と、欲しい価格で売っている店を発見。

慌てて、メールで問い合わせ→注文
なんと、アメリカはニューヨークのお店でした。
びっくり仰天。

ここから、「ハラハラ・ドキドキの日々」が続きます
初めてのお店なので、
海外から、果たしてちゃんと届くのか?
出荷のメールが無い(と思い込んでいたが、実はあった)。
2週間経って来なかった、連絡しよう。
マイナスイメージが頭の中を占領。

注文から、5日目。
いきなり、宅急便のチャイム。
見てビックリ、手許に届いた。

ニューヨークのお店から、たった5日で届いちゃった。

いやあ、本当に想いって叶うもんですね。

いろんなことを、あきらめることが必要と思っているんですが、
趣味の世界は、時間なんか関係なく
ただひたすら、タイミング待ちで良いんですね。

今回は、めでたしめでたし。



A3サイズのポスター2枚と180gのレコード盤5枚
ボックスに入っています。


2011/9/6