第194回
今日は一日
パンク三昧の巻


今年のゴールデンウィークは、いきなりびっくり仰天!
5月3日、NHKのFMで昼から夜10時まで”パンク”がかかっていました。


はっきり言って、快挙を通り越して、事件ですよ。


それにしても、すごい番組でした。
番組のタイトルは、「今日は一日”パンク/ニュー・ウエィブ”三昧」。


日本では、この番組のタイトルが示すように、”パンク/ニュー・ウエィブ”と一括りにされるのですが、パンクとニュー・ウエィブは別のものです。
ニュー・ウエィブは、音楽業界が”パンクみたいなもの”を売るためにつけた名称です。
分かりやすい例でいえば、The Policeはニュー・ウエィブだけど、パンクではありません。
同様に、Elvis Costelloもニュー・ウエィブだけど、パンクではありません。
この辺りは、BBCの「パンク・ブリタニア」をはじめとする番組でパンク上がりの人たちが、明言しています。


このNHKの番組は、イギリスやアメリカでニュー・ウエィブの範疇に入るバンドのオンエアーが無くて、パンクに特化したものになっていました。
これは、特筆すべきことでしょうね。
唯一の例外がSqueezeっていうのも、狙っている感が出ていました。


何たって、DEAD KENNEDYS「Kill The Poor」で始まる理想的な番組でした。
強引な展開だったけど、CONVERGEやHusker Duが流れたことも忘れてはいけないでしょうね。


オンエアーされると思っていた、日本で人気のあるバンド(Duran Duran や Haircut 100)が無くThe Sisters Of Mercy「Alice」〜Southern Death Cult「Fat Man」と続けてかかるところは、1980年代のJon Peelの番組みたいでした。
とは言っても、日本のラジオ番組なので、日本特有の選曲だったことは見逃せません。
The Clash「White Riot」はシングル・バージョンではなくアルバム・バージョン。
PiL、TG、DAF、Feutas、Swansという流れは、”うーん”というくらい、日本人好み。
Sigue Sigue Suptnikをかけて、GenerationXをかけない辺りは、こだわりが見えました。


日本のパンクもしっかりかかって。
Frictionやスター・クラブ「カミソリ」がラジオから聴けたことに感謝です。
変身キリンも!


まあ、うちのバンドは ”名前をいえない大御所” という、
この番組を聴く人には一発で分かる言い回しで、うまく表現してくれました。


Joy Divisionが流れたあと最後の最後、Sex Pistols、サン・フランシスコ公演のジョニー・ロットンの言葉で終わるところ、この番組のパンクに対する愛情を感じ取りました。

続きがあったら、覆面参加したいなあと思うことしきりでした。


じゃあね。

2013/5/13

  原爆のライブ予定

■仙台にまた行きます!みんなで遊ぼうね!

5月25日(土)仙台 PARK SQUARE
「PARK SQUARE10周年記念 
the原爆オナニーズ”血管ブッチ切れ”仙台編」

共演:HITSVILLE、SPIKE SHOES、勃発
Open18:30/Start19:00
Adv2,500円/Door3,000円(D別500円)

7月14日(日)名古屋 HUCK FINN (予定) 

8月 3日(土)東京 Red Cloth (予定)

9月15日(日)東京 ラママ (予定)

9月23日(祝)今池まつり (予定)

10月12日(土)大阪 ファンダンゴ (予定)