名前は知っているけど、聴いたことはない。
そんなバンド多くないですか？


私は、重箱の隅を突っついたような聴き方をしているので、王道のバンドを結構聴いていないことが多いです。
特に、1960年代の ”黄金のロック” は、聴いていないバンドがいっぱいあります。
Jefferson Airplane の『Bark』は、未だにしっかり聴いていないです。
Grateful Dead にしても『Aoxomoxoa』は頭にちゃんと刻まれていません。


さすがに、パンクバンドとなるとリアルタイム体験なので、いろいろ聴きまくっていますが、それでも、全部をしっかり聴いているかと云えば、"No" なんです。


2000年代のバンドは？なんて訊かれると、もう恥ずかしい限りで知らないバンドだらけです。
イギリスのバンドは、結構聴いている自信があったものの、「Yellow」 が大好きでサマソニで朝に最前列で観たColdplayにしても、『X&Y』以降はしっかり聴いていません。
グラミー賞を取っているような、メジャーなものはほとんど聴いていないような状況です。
ファーストアルバムを聴きまくったMumford & Sonsのセカンド『Babel』や2013年のベストロックアルバム『Black Keys / El Camino』は持っていない有様。


でも、悲観していないです。
なぜならば、聴いていないことを知っているからです。
まだ知らない世界がそこにあることを知っていれば、知ろうとすることが出来るんです。


学校に通っていた頃に、”どこが悪いのか分からない”って、言い訳をしていたのですが、”どこが悪いのか分かっている”奴は、次の時までに対策をしていたんですね。

この差は、今考えると大きいです。

”小さな問題が問題にならない” と見過ごしてしまうことは、時間が経つと重大な問題になることがあります。
小さな問題にすぐ対応することは大切なんですが、ついつい後回しにしてしまう。
ちりも積もれば山となる。
まさしくその通りなんですよね。
山になっちゃうと動かせないんです。


私にとって、60年代の”黄金のロック” は、まさにそのような存在。
こちらは、掘り起こさないと分からない事だらけ。
2000年ロックも同じようになってしまう前に、少しずつ聴いていかないと。


Rilo Kiley のファーストアルバム『Take Offs And Landings』を聴きながら、こんなこと考えていました。

2001年からスタートして、現在ここで定期的に更新を続けているのは、ガーゼのHIKOと私だけになってしまったけど、そんなことお構いなしに、渡辺さんは続けてくれるのだ。


私がやっていることは、気が向いた時にその時気になっていることを書いて、電子メールで送るだけ。
文章の量は問われないし、内容も不問だ。
何たって、”フジヤマ・ホームページ大作戦” なんだから。
200回も”あーでもない、こーでもない” と、その時の気分で書いている。


内容は、バンドの告知版代わりに最初の頃は使っていた。
まあ、こんなレコードを聴きましたみたいに最近なって来てしまったので、やっぱりフットワークを軽くして、次から次へと色んな話題をかき集めて進めて行きたいもんだ。


HIKOとちょっと前に話したんでけど、この ”エッセイ” のコーナーに、若い子を巻き込んで、
やっぱり色んな人が色んなことを発信する場所として、以前のように雑誌感覚に戻ると面白いんだよね。
二人とか三人じゃなく、十人ぐらいで話題満載になると良いよね。


大体、こんなに長い間続いていること自体、驚異だよ。
凄いよね。渡辺さんの持続するパワーは。

2014/2/24