第258回
”七夕の夜”の巻



ライブを企画してタイトルをつける時って結構色々考えるんだけど、最終的に決めるタイトルってアイデアが頭の中を何周もしてありきたりのものになったり、他人からみると訳のわからないヘンテコなものになってしまうことが多い。

ネーミングセンスっていうのを問われると、私の場合あまり格好良いものを考えつかない。
もっとカタカナを使ったり、横文字を使えばそれっぽく見えておしゃれになることはわかっているんだけどね。


7月にライブを企画することになって、思いついたのが ”七夕の夜” だった。

なぜそんなタイトルを思いついたかといえば、近隣の家に7月が近づくと七夕の飾りが出るからだ。
思いとしては、”童心に帰ってライブを楽しめたら良いなあ”という、素直な気持ちがあった。
もっとも出演者は、強面バンドばかりだから、タイトルに偽りありじゃんと言われそうだけどね。


タイトルも…

”七夕の夜”、
”続七夕の夜”、
”新七夕の夜”、
”帰ってきた七夕の夜”、
”不死身の七夕の夜”

と、マカロニウエスタンのガンマンシリーズの映画タイトルのようにつけてきた。
そして今回は、”蘇る七夕の夜”にした。


この企画、バンドを知っている人からすると、日本のハードコアパンクの強烈なメンツによるライブだから、80年代みたいに”多少の怪我は承知”が暗黙の了解となっているような、長年ライブハウスに通いつめた人が毎年多く集まってくれる。

そんな、自己満足の企画なんだけど今年はすごく嬉しいことがあった。

それは、ライブハウスに初めて足を踏み入れる人がきてくれた事だ。


開場して少し経った時に、会場であるトクゾーの近くを歩いていたら交差点でいかにもこの辺りに不案内な感じの二人組が ”このへんかなあ?”、”シネマテークあるよ”って私の前で会話をしていた。

目的地が分かったのかなと内心思って、その二人を横目にトクゾーに戻り、入り口で常連さんの相手をしていたら、先ほどの二人組がやってきたではないか。

まあ、人集りができているから、ちょっと物見にでもきたんだろうなと思ったら、なんと前売りのチケットを出して、”ここがトクゾーですか?”って尋ねてきた。

”そうですよ”って私。

どうせ別の日のライブを見るために会場を下見に来たんだろうと思っていたら、入り口に向かうじゃないか。

そして受付で ”今日、初めてなんですけど、出演するバンド毎に入れ替えとかになるんですか?”って聞いている。

受付が ”3バンドとも見られますよ”って答えると、なんか嬉しそうな顔をしている。

そして、ライブハウスに慣れきった客がいる会場に階段を上がって行った。


もうこの日はこの二人組のおかげで、ライブ前からテンションが上がったことは言うまでもない。

それにしても、どうしてこのライブを選んで来てくれたんだろう。
インターネットで情報が溢れているから、少しだけ調べれば、どのようなライブかすぐにわかるはずだ。


ライブをしながら、二人を見ていると、楽しそうで、こちらも初心に戻らせてもらえた。

これも”七夕の夜”が結んでくれた縁なのかな。

2019/7/21

 
the原爆オナニーズ ライブ予定

月31日(土)東京 新宿 アンチノック
消毒GIG Vol.173
共:GAUZE
開場 18:00 /開演19:00
当日1,200円(別途ドリンク代) 
■問合せ:アンチノック


9月8日(日)東京 新木場 STUDIO COAST
PUNK LIVES! 2019 〜10th ANNIVERSARY〜
共:GBH (UK)
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前売 ¥5,800(スタンディング・税込み・ドリンク代別途)