”情報の渦のなか” の巻 2025年7月5日にイギリスのバーミンガムでBLACK SABBATHの最後のライブが行われた。 イギリスまで行くことはできないけど、直近1週間前から前日までさまざまな情報が飛び交っていて、”どうなるんだろう?”と思っていた。 正直なところ、そういう情報が飛び交う時だけ気にかかる程度で、直後には忘れていた。 なにしろ、今は情報が多過ぎて、忘れることがいちばんの情報処理じゃないかと思ったりもする。 すっかり忘れきっていた7月6日。 インターネットに繋ぐと、BLACK SABBATHの情報が実際の映像とともに溢れていた。 前座のバンド情報から、誰が登場したとかBLACK SABBATHの本編情報まで。 20世紀ならば1週間後くらいからボチボチ入ってくるようなことまで、ライブ終了直後に ”日本” で情報を得ることができた。 何かに感激したとかではなく、ただ情報として受け止めるだけ。 ”ああこの曲を最期にしたんだ” といった程度の感想。 BLACK SABBATHを好きだったのは、パンクを知る前だから、もう50年近く前の話。 暑い夏の日にアメリカ盤の『Vol.4』を手に入れて、聴きまくっていた記憶が強い。 リリースから何年も経った時だった。 友達から『血まみれの安息日』を借りて聴いた後に、”前のアルバムを買っておくか” という感じ。 その前に知っていたのは、シングル盤で「悪魔の世界」や「パラノイド」を友達に借りて聴いていた程度。 おそらく『サボタージュ』は、友達に借りて同じような時期に聴いていたと思う。 手に入れた『Vol.4』は、他のBLACK SABBATHのアルバムとは ”何か” が違い、今でも好きなアルバムになっている。 重さが違うんだろうな。 エンジニアーがT HE JAM を担当する、Vic Smith っていうのも大きいかもしれない。 私の体の中では、BLACK SABBATHの音が不思議なところで、パンクにつながっていたりする。 こうやってみると、自分で手に入れて聴いていた音楽って、身になっているなあ。 情報って、自分で能動的に手に入れたものほど、後々まで残るんだ。 そうそう、BLACK SABBATH の最期は「パラノイド」で、その前にやったのは「悪魔の世界」のB面に入っていた「アイアン・マン」だったと情報にあった。 じゃあね。 2025/7/7
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