第324回
BECOMING THE原爆オナニーズ の巻


2026年の啓蟄、3月5日にthe原爆オナニーズの新譜をリリースした。

啓蟄は、”冬のあいだ土の中にこもっていた虫が、扉を開けて地表に出てくるころ” という意味があるので、久しぶりの作品リリースということもあり、なんか、ちょうど良い日だなと思い、決めた。


タイトルは 『BECOMING THE 原爆オナニーズ』。

タイトルは、the原爆オナニーズになるとか、the原爆オナニーズの成長という意味合いで、”これでthe原爆オナニーズになった” というイメージ。

JUST ANOTHER THE 原爆オナニーズ(これがThe原爆オナニーズ)

NOT ANOTHER THE 原爆オナニーズ(これこそThe原爆オナニーズ)

から続いている感覚だ。


ジャケットも、羽ばたいていく感じで、タイトルのイメージにピッタリ!


それでは、ここで今回の作品作成過程を書いていこう。


ことの始まりは、2026年1月18日に ”作品出さない?” って、Trippin Elephantから打診を受けたこと。

今回は、”録音場所もエンジニアも決めているから”とのことだ。

この時点で、2曲の新曲と2曲のリメイクで、4曲入りのアナログ盤を考えていた。

2曲の新曲といっても、「Time Is Tight」と「What Can I Do?」はコロナ禍前に出来あがっていたので、10年近く前の新曲だ。

翌日メンバーに ”レコーディングするよ” って伝えて、曲の整理に入ったのが、2月頃。

頭の中にあったコンセプトは、ギターソロなし。

なんとなく、”もう少し新曲欲しいよね” っていうことで、いままで完成していない2曲をもう一度作りかえることにした。

まだ何も決まっていない状態のスタジオで、練習した曲を、レーベルに送ったら、”良い曲になりそう” って返事が来たから、メンバーの心にスイッチが入った。
あっという間に、「Each Day I Die」と「Another Loser」の2曲が完成。

そうすると、もう2曲ぐらいと欲が出てきた。
そのようにして曲の骨子ができたのが 「Tie Down」 と 「Spin Me Round」 だ。

5月末にレコーディングの日程が決まり、あとは ”歌詞” を考えるだけ。

練習で、言葉をあわせてみるけど ”なんかしっくりこない”。
頭の中では、歌詞のイメージができているけど、言葉がうまくつながらない。

歌詞未決定のまま、バンドは録音に向けた練習を進める。

結局、歌詞が無い状態で録音開始。

場所は、『Primal Rock Therapy』 を録音した、東京のAADスタジオ。
エンジニアは、福本さん。

手っ取り早くいうと、チバが生前、作品を録音した場所で、同じスタッフで、原爆の新譜を録音するということだ。

新曲のレコーディング前に、ジョニー加入後スタジオ録音をしていない「No No Boy」とシノブになってからニュアンスが変わってきた「Step Forward」の2曲を急遽追加。

録音初日、5月31日、電光石火でバックの録音終了。
まあ、歌詞が無いというものの、仮の歌詞で歌は録音時に入れている。

6月1日、朝早起きして歌詞を整える。
そして、ヴォーカル録音を。
一応8曲出来上がり。

追加のレコーディング日として確保していた、6月14日に再度ヴォーカルとコーラスの録音を。

このようにして、あっという間に、レコーディングは完了。


レコーディング終了後、アナログ盤のプレス日程を確認してもらうと、”年内は難しいかも” という連絡が。

こうなったら、ミックスやカッティングにこだわっても良いんじゃないかと思い出す。
なぜかといえば、スタジオでプレイバックして聴いた音は、70年代後半のイギリスのAIRスタジオで録音したかのような不思議な音像があったからだ。

まず、12インチのアナログ盤は、キレキレなパンクというかポストパンク(New Wave)な音像にしたくなった。
イメージ的には、Magazineのシングル「Give Me Everything」 のB面「I Love You You Big Dummy 」 とか、The Advertsの 「Safety In Numbers」 のような、切羽詰まった感じ。
たとえは、The Fall とか PiL に置き換えてもいいんだけど。
21世紀のバンドなら、EX-CULT や NOTS、THEE OH SEES あたりかな。

何度もミックスをやり直して、最初にイメージしていたものよりも更に凄いものが出来上がった。

アナログ盤なので、カッティングで音がかなり変わることもあるが、アナログオタクなレーベルだけあって、想像の上をいくキレキレ度合いが出ている。

7インチは、「Each Day I Die」 のオルタナティブ・ヴァージョンをA面に、B面は 「No No Boy」 と 「Step Forward」 の2曲。

1980年代後半のニューヨーク・ハードコア的な、腹に突き刺さるような、ゴリゴリなパンクな音を狙っていたら、こちらも当初考えていたものよりも、強烈な出来上がりになった。

そしてCD。当初はCDリリースは考えていなかったが、今日的な音で聴いてみたいという個人的な願望で、追加でお願いしたところ、マスタリングでかなり変化。


ということで、久々の新譜は豪華3点のリリースとなった。

ふつう、できるだけ同じような出来上がりを考えて制作を進めるもんだけど、今回は三者三様の仕上がりに。

こんな贅沢をさせてくれるレーベルで嬉しいよ。

まだまだ、楽しみは続いている。

”生きている”

2026/3/10


ライブのお知らせ

3月15日(日)常滑 AICHI SKY EXPO 展示ホールA

「RUMBLE x JAG 2026 (Day2)」


出演
the原爆オナニーズ、
10-FEET
dustbox
ENTH
銀杏BOYZ
Hawaiian 6
SHANK
locofrank
Maki
ヤバイTシャツ屋さん
FORMORE
OVER ARM THROW
SHADOWS and more

開場 10:00 /開演 11:00
前売り12,000円 (1Dayグッズ付き)
9,900円(1Day) 

お問い合わせ先
JAILHOUSE:052-936-6041
RUMBLE x JAG 2026 オフィシャルサイト
https://rumble-jag.jp/

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3月28日(土)名古屋 CLUB UPSET

ROCK the ROCK!!

出演:the原爆オナニーズ、仲野茂バンド

開場 18:00 /開演 18:30
前売 4,000円 (+1 Drink)
当日 4,500円 (+1 Drink)

お問い合わせ Club Upset 052-763-5439

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4月4日(土)心斎橋Pangea

Pangea 15th Anniversary
agartha20260404


<出演>

the原爆オナニーズ、ember、BURL、THE CHINA WIFE MOTORS

<OPEN/START>
17:00/17:30

<ADV/DOOR>
3500/未定(+1drink600円)