第64回
”ロックはいいよ”の巻


今日は7月25日です。
the原爆オナニーズの『OO'D ON LIVE ITSELF』と原爆階段の『ACID SOUL』が2 inONEで発売されました。
この企画は、昨年のこの日に今日発売することに、ジョジョ広重と決めました。

この作品に関しては、”フジヤマの作品”でもあるのです。

まず、the原爆オナニーズの『OO'D ON LIVE ITSELF』は、当時、BAD BRAINSとFUZZTONESに狂っていた私が、この二つのバンドをあわせたような冷たい雰囲気でかつ、炎をあげているような感じにしたいねえ、っていう言葉を理解できるのは、原爆のメンバー以外では、アウシュヴィッツの林君とジョジョぐらいだった。
だからこそ、ギリギリの、感覚を出すことの出来たアルバムとなった。おそらく、スタジオ盤との差が大きいため、アルバムを購入した多くの人は、わけが判らない人が多かったと思う。
ジャケットにしても、ロキシーミュージックみたいにしてもらったから、より、わけの判らないものにしてしまったかも知れない。でも、それだからこそ、このバンドの意義、意味を出せたと思う。


もう一つの、原爆階段の『ACID SOUL』は、ラママで行われた、”フジヤマガンガンファイト”で録音した作品だ。
音のほうは、前作とは正反対の、70年代のグリッターロックを、パンクにそのまま移行して、ジャーマンロックのようにねじれた感じを出してみようということで、元来綺麗に収録されていた音を、敢えて、こちらもギリギリのラインまで持って行った。

だからこそ、このタイトルが必要だった。

林君はこのタイトルをつけるにあたって、物凄く嬉しそうに語ってくれた。本当は、彼の作品のために取ってあった、ことも付け加えてくれたことを追記しておこう。だからこの作品は、みんなで作り上げた作品という印象が強い。

結果的に、今日、やっと出した。

”もう1度、信じてみようよ、ROCK” 僕にとって、常にロックは楽しい!。

今日もFORWARDとEXTINCT GOVERNMENTをはじめ地元のバンドを”炎天下ギグ”で観て、つくづくそう感じた。

the原爆オナニーズのライブですが、9月11日(土)に名古屋ダイヤモンドホールで行います。一緒にやってくれるのは、GAUZE、BRAHMAN、SOUL FLOWER UNIONと無理矢理頼んだバンドばかりです。自分が好きなバンドが、いろんな意味で、無理を承知でやってくれます。こういった感覚、それこそパンクなんだよ。

先ずは、”自分自身でやっちまえ”なのである。みんなそうだよね!

2004/7/25

  the原爆オナニーズ  live

8月14日(土) 札幌 ライジングサン・ロック・フェスティバル

8月28日(土) 下関 @factory04
   共:STAR CLUB、SA、遠藤ミチロウ

9月11日(土) 名古屋 ダイヤモンドホール
        ”Primal Rock Therapyレコ発 Tour FINAL
           共:GAUZE、BRAHMAN、SOUL FLOWER UNION