第73回 ”進化する”の巻 風邪で寝込んでいると、当然テレビは見れない。 そうなるとラジオをかけているか、レコードを聞く。 今日は日曜なので、”山下達郎”のラジオ番組を昼間に聴いていた。 知っている人も多いと思うけど、この番組 民放にしては物凄い長寿番組で、かつては土曜日にやっていたが、知らぬ間に日曜に変更していた。 今日は、毎年やっている新春放談で大瀧詠一さんとのおしゃべりの日だった。 この企画は、毎年新しい発見があって面白いので、できるだけ聴いている。 今回も、面白い音楽の話をたくさん聞けた。 その中でも、レコードの原盤のこととかは何回も聞いているし、自分も常に思っているところなので、納得しまくりだった。 今回の話の決定打は、「今の音楽を聴け」 に尽きる。 いくらコレクターになって、高額なものを入手して聴いても時代の雰囲気が違う時に、そのものを手に入れても、その時代背景を含めたトータルなことを知ってこそ理解できるという、かつて自分も洗脳された事だった。 私はビートルズ世代の最後だけど、そんな人に ”あれは良かった” なんていくら言われたって、”そうなんだ” 以上の感慨は持たないと思う。 それより、いま音楽を聴きはじめた人は、いま流行っている音楽を聴けば良いのだ。 １０代、２０代の自分達と同じような環境で生まれ育った人のやる音楽にこそ価値があると思う。 いくら、フライドエッグが凄かったと言われるより、自分が目の前で見たゴイステ（銀杏ボーイズ）やサンボマスターに感銘を受けるはずだ。 ロックは進化し続ける。以前書いた時と同じように。 前進しようぜ！ 2005/1/23
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