第86回
”新しい感激”の巻

僕は、ロックのガイドブックが好きだ。

図書館（豊田市の）には、多くのロックガイドブックがあり、よく借りてくる。
多くは自分でリクエストして入れてもらっているが、時々リクエストしてないのに読みたいガイドブックも入っている。
「ブリティシュ　ジャズ　ロック」なんて言う私以外、誰が借りるんだろうなんていう本が知らぬ間に入っていた。
そのようなガイドブックは、編集する人の好みが、素直に反映されていて結構面白い。

自分が書いたりすることも、パンクに関してはあるのだが、読み直すと間違いがあったり自己満足の自慢話であったりすることもあって、”こんなことを書かなくてもいいのに” と思うこともある。

コレクター用の本と、一般の人が入門用に読む本とは、おのずと性格が異なるとは思うが、僕は後者の立場で活用するので、”限定１０枚を苦労して手に入れた” みたいなものは正直なところ、どうだっていい。それより、レコードの音が一番いいとか、CDで簡単に入手できる、といった情報が欲しい。

今回、自分も書いた、”パンクロック　ハードコア−ディスクガイド　1975-2003” を読み返していたら素敵な文章に出会った。マイナースレットのガイドに書いてあった言葉だ。
「まだ聴いたことのないという人は、これからあの感動を味わうのかと思うと、俺は心から羨ましい」 そうなんだ、こういったことを書いてみたいのだ。
そのために、このコラムは続けていく。

「パンクでぶっとばせ　イン　下北沢」に観に来なかった人、一生悔やんで下さい。
本当に、ぶちぎれのパンク魂、炸裂でした！

原爆の今後の予定（２００５年内）は前回と同じ。

じゃあ、ピットで！

2005/9/14

[注] 写真は９月３日の 「パンクでぶっとばせ！」（下北沢シェルター）での the原爆オナニーズ！