第92回
”楽しみは続く”の巻

最近、パンクの映像をよく見る。
それも、自分がかつて、過ぎてきた時間のものを。

そういったものを見ていると、
”良い時代に生きてきたなあ”と思うことが多い。
だけど、今の時代は、違うのか？
そんなことはない！
今のほうが楽しいのだ。

かつて、分からなかったからこそ楽しかったことが、今は年月を重ねた分だけ分かっているような気がする。

時代が、自分達の思いより早く過ぎて行く。

これだけは、事実だ。
時間、こいつは取り戻せない。
だから、冒頭に書いたような気分になる訳だ。
だけど、違いが分かってこそ、楽しいのだ。

これからもどんどん、楽しみを作って行く、
これがなければ、自分が楽しくないからね。
そうじゃなければ、みんなも楽しくないでしょ！

2005/12/15

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第91回
”クロスオーバー”の巻

ロックを聴いていると、時々思う事がある。
それは、細分化されたジャンルだ。

いま、BLUES PROJECTの「LIVE AT CAFE AU GO GO」っていう再発CDを聴いている。
このアルバム、ロックとフォークとブルースが合体した面白い作品だ。
でも、今パンクロックを聴いていると、まるで同じように感じる時がある。
つい最近書いたように、ガイドブックには貴重盤情報ばかりで、どうでもいい事ばかりです。

洋楽ものを取り上げるロック雑誌は減るばかりで、情報は殆どない。

インターネットで情報を得ようにも、どうしたらいいのか分からない。
おじさんにとって活字情報は欲しい、だから海外からの情報に頼ってしまう。

でも、メロディーメーカーもサウンズも無くなってしまい、いまはニューミュージカルエキスプレスだけが英国の音楽週刊紙だ。
で、その情報紙は結構役にたつ。
日本に、それも自宅に届くからだ。

そして、上記に書いた色々な音楽が合体したものが、次から次へと紹介されている。
かつて、クロスオーバーなんて云っていた事は当たり前の事だ。

EDITORS  DOVES  FUTUREHEADS  RAKES なんて、同世代の人は聴かないかも知れない。
でも、面白いよ。
かつての音楽に対する情熱を取り戻せるような気がする。

ロックって、ごちゃ混ぜの楽しみがあるんだから。
じゃあね。

2005/11/6