vol.15 お店

好きなお店があります。
私もお店を持っています。

お店というものはあたたかいです。

店主というものがいるからあたたかいのだと思います。
またその人の考えている事が好きなのかもしれないです。
シャッターが閉まっているとしてもあたたかい。
夕方のお店もあるし、朝のお店もあるかもしれないです。
27歳の時のお店もあるし、47歳のお店もあるだろう。
67歳のお店もあるだろう。

いろんなお客様がいて、名もない一人の人間がいて、名の通った人もいるかもしれない。
200年くらい経つと、また違う角度で物事を見ることが出来たりするかもしれないです。

でも200年経つとお店も無いだろう。
店主もいないだろう。
シャッターも無いだろう。
ただ太陽はあって、人はいて、おはようはあって、手のひらも、ダニもいるだろう。

言葉もある。
きっと優しくてふんわりした音楽があるだろう。

でも猫の目はふんわりだけではなくて、キリッとしているので音楽もキリッとしているだろう。

レコードコレクターは居なくなるだろう。
CDランキングは無くなるだろう。
ただ楽器はあると思います。
激しく叩いてしまう人もいるだろうし、正確に叩こうとする人もいるだろうけど、みんな何かを考えると思う。

200年後もお店のあった場所は存在し続けるので、そこに花が咲いた時、思い出すかも知れないし、思い出さないかも知れないです。

お店の跡地で何をしたいか、といえばキャッチボールをしたいのです。

なぜかは分かりません。

多分友達とすると思いますし、こどもとできたら申し分ないと思います。

老いていくのは正直な本音をいえば全くつらくない。
ただ、こったりするのは早く無くなればいいと思います。

2019/7/30