vol.12
「生きとし生けるものの命」 


ものには期限があるのだなあ、と思った。しみじみと。

私は子供の頃から生まれ変わりとか、輪廻転生(手塚マンガ「火の鳥」の影響強し)とかを疑うこともなく信じていて、どうせまた生まれ変われるのだから適当に自分が気持ちの良いように過ごせればと、人生全般において甘く考えていた。

例えば、大学受験は生まれ変わってからとか、普通に結婚して子供産んでとかは、次の次ぐらいの生まれ変わりの時でもいいや、25歳になった記念に就職してみようか、とか(これはほんとにしました)。
ああ、こうやって書いて行くと、なんて考えなしの人生なんだと自分の事なのに他人事のようでコワイ。

師走を迎えて、通勤電車に揺られながら、ふと窓際の広告を見ると「2002年」って書いてある。
まぎれもなく来年のことなんだけど、ふと思った。

「あと何年『来年はどうする』っていえるのかしら」と。

永遠に、来年の計画を立て続けることはできないんだなぁって、なんか思ってしまった。
そして、その、きりの良い数字から計算してしまった。
自分の寿命を。

それで、その時、頭の中にある数字が浮かんだんですが、その数字が妙にリアルで、「ああ、私きっとこの数字までしか生きられないんだろうなぁ」とまたもや思ってしまった。

私、そういうたぐいのカンみたいなのって、結構あたるんです。

そしてそのあと、好きな人ができてしまって、ますます困ってます。
この人の最期を見たくないし、自分の最期も見られたくないなと。
でもみとるのは自分でありたいな、とか。

始まったばかりの恋なのにもう終わりを考えてるなんて、救われないですよね。

そして、またもや生まれ変わっても巡り会いたいなと、輪廻転生を願ってしまうのでした。

12/03/2001



またもや食いしん坊写真の再開です(ちゅーか、ほとんど毎回食い物ネタばっか..)。
今回は、オアフにある定食屋さんをレポってみました。
今の日本より日本ぽいかも。ご覧あれ☆

早朝のフリーマーケット探索のあと、友達が車で連れて行ってくれました。
「○○おかずや」みたいな名前だったような...。
写真はショーウィンドウです。
煮っころがしやら天ぷらやらおにぎりやら、かなり日本っぽいです。
ショーウィンドウ2段目のアップです。
ハワイではおにぎりを「ムスビ」といいます。
これは、白いのが塩ムスビで、茶色いのがフライドライス(炒飯のことです)ムスビです。
ちなみに奥に見えるのはおからと豆腐です。
買い方は、レジで好きなものを指さしてお皿にのっけてもらいます。
手前の白いのは魚のハンペンみたいなやつです。その横のはたまご焼き。
奥はスパムとかソーセージです。
ワカがチョイスしたおかずたちです。
右から豆腐の焼いたのと、かぼちゃの天ぷら、卵焼き、スパム、おいなりさん、塩ムスビです。
うまかった〜!みんなかぼちゃの天ぷらの皮をきれいに残して食べてた。
皮、きらいなのかしらん。

店内には、子供の書いた絵とかが、はってあってなごめます。
ポケモンの絵もありました。
メニューの下にはのれん。こののれんなのに、メニューは英語だしペプシの写真だし....。
なんだか、どこにいるのか分からなくなってきた。
さらに扇風機と招き猫とカレンダーが....。
すっかりどこにいるのか分からなくなってしまった朝食タイムでした。

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