いぬん堂です。 2月になりました。インフルエンザが猛威を奮い花粉の驚異も始まりつつある今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。かくいう私めは早寝早起きを実践した途端に風邪をひいてしまいました。どうやら、自堕落な生活の方があっているようです。困ったものです。でも、体調を整えて再度チャレンジしてみるつもりです。 連日朝5時に起きて走ってみるのを。 もうね、今の季節5時ってぇと、まだ夜ですよっ!夜!飲み明かしてこの時間に起きている事はあるけど、目覚ましかけてまで起きるって事が近年なかったもので、新鮮です。 「朝走るのは妖怪というが」という「妖怪人間ベム」の一節を思い出します。 夜と朝の境目あたりに妖怪も棲んでいそうです。いぬん堂が魔窟になるのも遠い未来ではないかもしれません。 えー、で今月のリリースは2作品あって、ひとつは自分がやっているザ・スターリンのコピー・バンド「コケシドール」のCDでして、コピー・バンドのくせにCDだしたりするんですよ、これが。生意気にも。これにかんしては、試聴サイトも設けていろいろとやってるし、随分前からフジヤマのレーベル紹介のところで触れているので、その辺を参考にしてもらうってことにして、もうひとつのスペルマのCDを紹介したいと思います。 *コケシドールについて詳しい事が知りたい方は下記サイトまで! ごぞんじの方も多いとは思いますが、スペルマはコンチのベーシストでもあり、京都のロック・クイーンである「ランコさん」のバンドで、ビート・クレイジーから2枚のシングルを出しています。結成は83年、今回復刻する作品の他にアルケミー・レコードから3枚のアルバムを出しています。「ランコさん」は残念ながら97年に亡くなっていますが、その残した功績は今でも大きく京都のロック・シーンは「ランコさん」抜きには語る事ができません。 飛び込みで用件をきりだすわしに、丁寧に応対してくれるモヒカンの兄貴。後日店長から連絡差し上げますの言葉通り、数日後店長より連絡があり、当時の代表の連絡先を無事聞くことができたのでした。すぐに連絡を試みて事情を説明すると、店長から主旨は聞いていたようで話しはトントン拍子に進んで今回の作品への収録を快諾して頂いたのでした。 そしてボーナスに、ヴァンパイア!の和田良一氏(ビート・クレイジーの主宰者のひとりでもあり、初期スペルマにも在籍していた)にお借りしたライヴ・ビデオをええとこどりでエキストラ・トラックに収録ということで、できあがったのがこれ。
「恋の導火線」「恋のスナイパー」はあのSSのカヴァー曲。 今回マスタリングはスペルマの録音を当時担当していた奥野氏(京都・T-BORN主宰)に担当してもらい、随分と頑張って頂きました。 コメントも元アウシュビッツの林直人氏、ウルトラ・ビデのHIDE氏(ビート・クレイジーの主宰者のひとりだった)など「ランコさん」にゆかりの深い方にもらうことができて、当初考えていたものよりかなり重厚のものに仕上がったと思っております。 解説は、毎度いぬん堂の関西パンクもののプロデュースをして頂いている西村明氏(酒游舘、関西パンク史家、元スーパーミルク)でして、これまた濃厚なあがりになっております。 2ndシングル「Come On Tonight」にステッカーがついていたので、それのミニアチュール復刻もしました。色違いもつくっちゃったので、厳密にいうと復刻じゃあないんですけどね。とにかくステッカーもついてます。さらに特典で、「ランコさん」の追悼ライヴのフライヤーをそのままポストカードにしたものを作りました。これ、フジヤマとかで買うとつくと思うので、どぞよろしくです。 ところで、5月にいぬん堂のイベントをやろうと思っています。詳しくは次回の連載で告知できると思います。御期待下さいませ。 さて、いぬん堂の今後のリリースは以下に!次回もお楽しみに! 2003/2/14
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