その一・・・・寒苦鳥

4月22日のライブは相当の評判だった。

「衝撃だった」だの「凄すぎる」だの、しまいには「ありがとう」なんて言われた。
そんなに良かったんだったら俺もやんないで見てればよかったなんて思う。まあ素直に喜ぼう。

そして次の6月4日へヴンスに向けて突き進もう。

話しは変わるが先日、渡辺さんに「CD作るからギターよろしくな、歌謡曲みたいな泣けるのやりたいから」と言われた。

ありがたい話しである。

偉大なる渡辺さんに頼まれるなんて!!今までにも『血祭義兄弟』でやらせてもらった事があるが、いつも冷や汗の思いである。

何年か前の殺害サミットでは、ひなのの『うさぎちゃんセイグッバイ』のテープを渡され「これやるからよろしくな」と言われドン・チェリーだか何だかそういった凄い人のJAZZのリズムをいわれ、そして「コードなんかひいたら殺すからな」といわれ、俺は全くなんだか分からず(ひなの状態)でやった事がある。

今回はもっと渡辺さんのエネルギーに応えうるギターを弾けるよう決意している。

そこで、決意してもすぐに忘れて何もやらない自分にこんな戒めを。

インドの雪山に住むという想像上の鳥、寒苦鳥。

この寒苦鳥は巣を作らない為、寒苦に責められ「夜が明けたら巣を作ろう」と鳴き決意するのだが日が出てきたらポカポカで気持ちよくなって眠りこけて巣を作らずして一生虚しく鳴くという。

2002/5/2


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