アルケミーフェアをやる。

というか、ブリッジという流通をしてもらっている会社にやってもらう。

正確には『関西 NO WAVE 1978-1986』というタイトルで、アルケミーの商品を中心に、INU、アーント・サリー、ハレルヤズなんかの他社商品も一緒にならべて、関西のパンク&オルタナの初期名盤といわれている作品を40種類くらい集めて、CDショップでコーナーを作ってもらうのだ。

4月下旬から5月いっぱいくらい。対象商品にはステッカーをはって、購入者がそのステッカーを2枚集めてアルケミーまで送ると、もれなくウルトラビデの1stの復刻CDがもらえるという寸法である。

まあ、SSとかほぶらきんとか非常階段とか、アルケミー初期の意識、つまり我々がおもしろい(正しい)と思っている(が世間では価値がない)音楽を記録して残したいというスタイルの音楽は1978-1986年くらいにはたくさんあったわけで、このフェアの意識も正しいと言えば正しい。

しかし、タワーとかHMVとかの一角を、こんなCDが占めてしまうことは、なんか恥ずかしいものもある。フジヤマとか、AMSならちっとも恥ずかしくないが、やっぱり、タワーとかは、今流行している音楽がずらっとならんでしかるべきであって、まあ、不景気だから、こんなハンパなインディーズでも商売になるのかもしれないが、なんか似合わない気もする。

90年代の初めころ、フジヤマの店頭で、アルケミーフェアをやったことがある。

雨も降り出したりして、けっこうしけてたが、CDとかLPとかを1枚1000円とか500円とかで売ったりして、その投げた感じが楽しかった。

自分の大事な音楽なんて、500円くらいが丁度良いのかもしれない。

でもまあ、みなさんは4月末から始まるフェアで、アルケミーの商品買って応募してください。

ウルトラビデは、昔のおもしろいテープが10時間分以上も出てきたので、再編集盤は年内には出すけれど、LPオリジナルのままCD化するのは、このプレゼント用CDが最初で最後だ。
ステッカー3枚送ってもらった人にはステッカーもあげます。4枚送ってくれた人には、例えばメンバーの直筆サイン入りグッズとかもあげます。

あ、フジヤマでもやろうね。ステッカー持参します。

JOJO広重 2002.4.13.


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