<実録・自己破産>その1
お久しぶりです。ジョンです。
なんでわたしが こんなにも引きこもっていたのかというとナント自己破産してました。こういう事を発表すると怒る人もいると思いますが、フジヤマのページだし(?)なにかの参考になればと思います。
音楽活動を始めてから、ずっと活動と仕事(お金)のバランス、みんなどうしているのだろうと考えていたのですが、みんな貧乏じゃないですか?
ライブが増えると週5バッチリみたいな仕事はできなくなるし、曲をつくったりするにも時間のゆとりが欲しくって。
それでわたしは ちょっとエロ系というか、SMバーとかチャットレディーとかイロイロやっていたんですが、そんなに莫大に稼いでいたわけではありません。
そんな中、自分企画のイベントで大赤字出したり、引っ越したり、病気したり、慰謝料もなく離婚したりして、借金ができちゃったのです。
それもまたエロ仕事で返していたわけなんですけれど、幸か不幸か去年も初夏のころ大好きな人とつき合うことになりまして、その彼が、エロ仕事はイヤ、というので(当たり前ですね)ジタバタ仕事を探していたのですが、なかなか良い仕事もなく途方に暮れていました。
そんなとき法律に詳しい友達が「自己破産」はどうだろう?といってくれたのです。
最初はビビリましたよ。自己破産て言葉が怖いし、もっと巨額な借金じゃないとできないと思ってた。たしかに わたしくらいの借金(140くらい)だと自己破産できるかどうか微妙とのことでしたが、破産して免責(借金がチャラになる)がでれば、もの凄く楽になるし、もともとフリーターで風来坊なわたしが、破産してもデメリットはほぼないんでした。
カードがつくれなくなっちゃうけど、カードがあるから借金しちゃうところもあったし。
「自己破産するかも知れない」と人に言ったらメチャクチャ怒られたりもしました。
音楽やめろとか 風俗やっても返せとか 実家に戻れとか。
くじけました。
でも今年の1月から 自己破産にむけて動き始めました。
まず、破産するには弁護士がいないとダメで、東京では破産専門の弁護士センターとして四谷弁護士センターとか 有名らしいのですが、専門だからこそ弁護士料が高いとかで、わたしは新宿法律扶助センターというところに行きました。
そこでは、まず無料で自己破産できるか審査されて 大丈夫だったら弁護士を紹介してくれて しかも弁護士料をたてかえてくれるということでした。
そんな上手い話で良いのかって感じですが、そうなんだって。
しかも 自己破産すると決めた時点で支払いしないでいいんだって!
そしてわたしは審査を受けて、自己破産して免責もでるだろうとのことで 明和電気の人にそっくりの落ち着いた感じの弁護士さんを紹介されたのでありました。あとは その弁護士さんの言う通りに資料を集めて提出して、これまでの経過と現在の経済状況などを説明しました。
そして4月に弁護士さんと裁判所に行って自己破産を認められ。
しかし凄かったよ。
弁護士さんと対になった自己破産者老若男女なん百組もいるの。みんな破産するんだなぁ。ビックリしました。
ちょっとホッとした。
そして5月に免責も決定ってことで わたしはキレイさっぱり借金のない身の上になったのであります。いままで6万ずつ返してたから、それがなくなってとても楽になりました。
今はゴールデン街と占いの仕事でなんとかやりくりしてます。
もしお金でがんじがらめになってる人がいたら自己破産もいいかもよ。
って悪いすすめで ごめんなさい。
まったく負け犬度アップですね。
がんばります。
ジョン 2002/9/2
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