大川興業の三平×2(みひらさんぺい)と申しまして、フジヤマさんのHPにエッセイを執筆させていただいております芸人です。
以前までは「最凶漫才師」「三平×2」の「ドリル・ア・ホールパイルドライバー! まだ給食の時間なのに!」というかたちで原稿をお送りしていましたが、今回から仕切り直しで「大川興業所属漫才コンビ」「ペイパービュウ(三平×2・見た目が邦彦)」の「やすしくん、Hi!」というかたちで連載をさせていただきたいと思います。
第1回 三 「どうも『ペイパービュウ』の三平×2です」 邦 「はじめまして! 見た目が邦彦です!」 三 「まあ、俺の方は、はじめましてとゆー訳でもなく、ちょっと前までここのHPでエッセイを書かせてもらってたんだけどね」 邦 「読んでました! さんぺいさんがロックスターを目指すという、痛快エッセイですよね!」 三 「それは違う人のコラムだよ! マキタスポーツの連載じゃねえか!」 邦 「どうりで名前が違うと思いました」 三 「そこで気づけよ! まあ、執筆もしばらくサボってたことだし、今回から仕切りなおしで、コンビとしての連載コラムにしてこうと思うんでよろしく頼むよ」 邦 「なるほど! さんぺいさん、陰ながら応援してます!」 三 「なんで他人事なんだよ! コンビの連載なんだから、お前もかかわるんだよ。わかった?」 邦 「わかりました。おいおいかかわります」 三 「わかってねーじゃねえか! まあ、初回は俺らの説明から入らないとな。我々は江頭2:50でおなじみの大川興業というお笑い事務所の芸人でして、つい最近正式にコンビを結成したんですよね」 邦 「僕は最近まで違う事務所の芸人でした」 三 「元々ふたりともお笑い芸人だったんだけど、初めて出会ったのが…」 邦 「プロレスのリングです!」 三 「これがつまんないボケに聞こえるかもしれないんだけど、ホントなんだよな」 邦 「はい、ボケるなんて器用なマネはできません」 三 「俺が芸人仲間と設立した『西口プロレス』っていうお笑いプロレス団体で出会ったんだよな。その頃お前は、ほぼ芸人休業中で」 邦 「はい、歌舞伎町をブラブラしてたら、カラオケBOXの呼び込みのバイトしてた知り合いの芸人に誘われまして」 三 「AVのスカウトみたいな入団の仕方だな。それで?」 邦 「僕、昔、学生プロレスをやってたんで、プロレスで生計をたてていこうと思って入団したんですけど、はっきり言って騙されました!」 三 「当時はリングがなかったからな」 邦 「まさか布団の上で試合するとは思わなかったです。ストロング・スタイル指向だったのに!」 三 「修学旅行の夜かと思うよな。あと、月謝制だとも思わなかったろ?」 邦 「あれは詐欺行為です!」 三 「ホント、修学旅行の積立金だもんな」 邦 「毎月1万円払って試合するなんて、新手の悪徳商法です!」 三 「『西口プロレス』は、大神源太の『ジー・オーグループ』くらい悪徳だからな。またそこで『見た目が邦彦』なんてふざけたリングネームつけられちゃってなあ。リングネームの由来、説明しといたほうがいいんじゃねえの?」 邦 「はい。これは話すと長くなるんですけど、見た目が三田村邦彦に似ているということから、このリングネームになりました!」 三 「めちゃくちゃ簡潔だよ! たけし軍団的命名のされ方だよ。でもそれが芸名にまで昇格したんだからたいしたもんだ」 邦 「最近、この名前をつけてくれた先輩芸人から『よく見ると似てないな』と無責任なことを言われました。看板に偽りありです」 三 「だったら『よく見りゃ邦彦』にすりゃいいじゃん」 邦 「名案です! いっそさんぺいさんも『よく見りゃ三平』に改名しましょう!」 三 「俺はよく見なくても三平だよ!」 邦 「僕が言ってるのは、有名な方のさんぺいさんです」 三 「うるせえよ! こっちは『三瓶です』じゃなく『三平DEATH!』のさんぺいなんだから。で、まあ、俺もその頃は丁度コンビ解散の直後だったから、ちょっとユニットで漫才やってみようかという話から紆余曲折あって現在にいたる、と。まあ、そんなプロレスで出会った漫才コンビ『ペイパービュウ』の連載が本格的に始まりますんで、皆様今後ともよろしく!」 邦 「僕も陰ながら応援してます!」 三 「だからなんで他人事なんだよ!」 (つづく) |