第101回
”FROM THE NEW WORLD”の巻


初心に戻る!

the原爆オナニーズは自分達のやりたいペースでやることが目的だった。
そのために、メジャーを目指すような音楽をやらなかった。

パンクのなかの ”核” となる部分だけを表現することを念頭においている。

別に、一般的に云われるようなハードコアだけが ”核”の部分では無い。
それぞれの表現法法で ”核” はある。
勘違いはしないで欲しい、ハードコアを差別している訳じゃ無い。
みんな、同じような気骨を持って、表現をしていることを云っているだけだ。

8月15日に名古屋クラブクアトロで、今回の表題でライブを行う。
タイトルをみて 「ドボルザークの新世界か?笑っちゃうぜ!」 っていう、頭でっかちの人にこそ観に来て欲しい。
訳知りな顔をして ”遠き山に日は落ちて” って叫んでくれ!
西洋文化の代表のような顔をしているアメリカなんて、まだ200年そこそこの国だ。
そこを知ったうえで ”ロック” があることも認めたい。

まだ若い音楽なのに 「大人のロック」 だなんて阿呆らしくてやっていられない。
いつでも ”新しい表現” の道具に過ぎないのだ。

”最近、良い音楽(ロック)がないよね” なんて言う人は 「あの時君は若かった」 でも聞いていればいい。

本当に毎日のように新しい表現が出て来て、こちらの頭をぶん殴ってくれる。
こんなに嬉しいことは無い。
知らないことを教えてくれるんだから。

知ったかぶりした大人なんて、自己防衛しか考えていない。
だったら 「大人のロック」 の良さを今のバンドと比較して、しっかり説明して欲しい。
ゼッペリンのリズムはどこが凄いのか、ジェフ・ベックのギターはどうしてあの空気が出ているのか?

正直なところ、私は 「大人のロック」 を殆どリアルタイムで体験している くそおやじ だ!
でも、今のバンドのほうが常に魅力的だ。
それは、これまで毎回のように書いている。
これからも同じように書いて行くだろう。
だって、新しい表現は まだ観ていないから興味があるからだ。

前回も書いたけど、まだまだやりたいことがあるから楽しいです。
そんなバンドですから、協力したい人を相変わらず募集しています。
是非、声をかけてみて下さい。

2006/7/1

原爆のライブ予定 

8月15日(火)名古屋 クラブクアトロ 『From the New World』
共:THE BIRTHDAY、C.M.C.
開場/18:00 開演/19:00 ¥2500/¥2800(D別)

8月26日(土)川崎 チッタ 『SET YOU FREE 〜SUMMER FESTA 2006』

9月 2日(土)安城 夢希望
 共:ノット・リバウンド 他

9月16日(土)東京 渋谷クロール
 共:マッド・ギロチンズ 他

9月24日(日)名古屋 ハックフィン『HUCK FINN25周年:ROCK THE ROCK』
共:GAUZE、REALITY CRISIS