第103回
”ビッグ ウエンズディ”の巻
ロックの映画で一番好きなのはなんだろう?って、ふと考えた。
いろんな素敵な映画がある。
毎年ひとつぐらい ”いいなあ” と思う作品に出会う。
でも、個人的には 「ビッグ ウエンズディ」
に優る映画に出会っていない。
この映画は、サーフィン映画なので比較的よくテレビで放映される。
じゃあ、どうしてロックの映画なのか?
初めてみたのは、サーフィンをやっている友達と招待券があるからと言う理由だけで観に行った。
試写会だったのか、どうかは覚えていない。何しろ友達沢山と一緒に観に行った。
帰りは当然のごとく、サーフショップでサーフィンのテクニックについて、みんなが話しているのを聞いていた。
だけど個人的には、そんな話はもう関係ないところに魅力を感じていた。
こいつは ”ロックの歴史”
の教科書だと感じ取ったからだ。
ロックンロール登場から、1970年代を通過しアダルトオリエンテッドロック(AOR)の
”カラパナ”(懐かしい) まで、全部を時系列的にアメリカ(西海岸の人間)の目線で追っている。
この映画を観た時、私はパンクの格好でバリバリに決めていたので、一人だけ凄く浮いていたが、みんな、”パンクだぜ”
って別に差別なんかしなかった。普通に受け入れて、一緒に観ることが出来た。
このことが、捕らえる視点はいろいろあることを自覚させてくれたと思う。
だから、一緒に観ていたサーファーに感謝している。
単なる友情映画で、そのバックに音楽の変遷が分かるようになっているが、音楽の変遷が分かると、より面白い映画だ。
どうしてこのシーンでこの音楽なのか、普通の映画より少し長いスパンで音楽的な楽しみを持った。
「アメリカン グラフィティ」より、衝撃だった。
勿論、直後に観た 「さらば青春の光」
にあるイギリス的な個人破壊衝動
(あれは、当時のパンクスの姿をモッズに置き換えただけ)
もよかったけど、いまでも大好きなロック映画は
「ビッグ ウエンズディ」 と言える。
2006/8/31
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原爆のライブ予定 (今年は名古屋で終わり)
9月16日(土)東京 渋谷クロール 共:うつみようこ、RADIO HACKER、マッド・ギロチンズ
9月24日(日)名古屋 ハックフィン『HUCK FINN25周年:ROCK THE ROCK』
共:GAUZE、REALITY CRISIS
10月 7日(土)東京
新木場スタジオコースト
11月11日(土)静岡 サナッシュ
11月18日(土)東京アンチノック 『消毒GIG』共:GAUZE、PAINTBOX
11月19日(日)名古屋 ZEPP名古屋
2007年
1月27日(土)東京 未定 『IDORAレコ発』
2月10日(土)名古屋 クラブクアトロ 『お年玉GIG』
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