第142回
”もう50代だよ”の巻


7月になってしまいました。
渡辺さんのパソコンもすこしは調子が良くなったみたい。
そろそろ梅雨明けかな?

7月5日(土)に恵比寿リキッドルームで、「RYTHM OF FEAR」 という企画がありました。
面子は、GAUZE ・ SYSTEMATIC DEATH ・ SOB それに我々。
一体、いまはいつ?と思わせるようなライブでしたが、それがとても楽しいライブになったので不思議!

原爆の時は、とくに面白いようにお客さんが年齢別に別れている。
先ずステージ前、最前列は40代、次が30代、真ん中のモッシュピットは若い世代。
不思議ですねえ。
ステージダイブをするのは大体40代。法政の時のように上手く出来ない。
みんな、もの凄く低いダイブ。でも、若い世代が優しく受け止めている。
この感じが、昔と変わらない。
いちばん迷惑なダイブはギターの信二かな?
今回は、すこし低かったよ!いつものように、上手に飛べなかった。

信二も30代になっているなんて嘘のようだ。
初めて会った頃は、みんなから子供扱いされて可愛がられていたのに、いまでは長老チームに入っても違和感が無い。
もっとも、楽屋ではいちばんの若輩なので居辛いようで、笑えたけれど。

この日は、本当に不思議な空気が漂っていて、80年代のパンクのライブ会場に居るのではないかと錯覚するような、ヤバイけどいざとなったらみんなで助け合う雰囲気があった。

最近は、みんな優しいライブに通い慣れていると思うけど、そういった感じじゃない、どことなく ”何かあったら暴動” みたいな空気があった。
「スターリン」のライブでよく感じたあの雰囲気。

実は、先月は新宿ロフトで KENZI と タッチミー(ミチロウ+中村達也) と一緒にやった。
こちらも、ほぼ雰囲気が80年代だったけど、なんかすこし空気が違っ た。
どちらかと云うと、西新宿にあった「ロフト」の空気。所謂ビートパンク系の空気。
”みんな仲良し、楽しみましょう!” という、いまのパンクのライブに近い雰囲気。
リキッドのほうは 「鹿鳴館」 や 「法政学館」 みたいだったね。
微妙に違うのが面白い。
多分、この空気はその場に居た人のほとんどが感じていただろう。
”うーん、パンクだなあ” って。

当日は、カメラが4台入ってしっかり撮っていたし、録音もしっかりしていたから、出来れば何等かのかたちで全国の来ることが出来なかった人にも見てもらいたいなあ。
おそらく、いちばん来たい人は来ることが出来ない事情のある年齢だろうから。
なにしろ、50代になって仕事から抜けることが出来なくてイライラして、気難しい顔を当日していたに違いないだろうから。

そうだ、この日は久しぶりに仙台の 「The VOMITS」 のT シャツを出して着ました。
懐かしいバンド名でしょ。Tシャツを貰ったんだよ、ずーっと昔。
たしか一時期、メンバーが名古屋に住んでいたこともあったからね。
大好きなバンドなので、大切にとってあるんだ。
因にこの日の楽屋は、SVSをはじめ80年代な人たちでいっぱいでした。

2008/7/7

  これからのライブ予定(発表していい分だけ)

8月23日(土)川崎 クラブチッタ Set You Free
共:locofranck、SLANG、他

8月31日(日)名古屋 タイニー7
共:SLANG、NEW DAWN、九狼吽、STRONG STYLE