第149回
”ライブハウス” の巻


ライブハウスは楽しい。

やっぱり、1000人も入るようなところではなく、演奏するものと聴くものが対峙するところは100人から200人までのところだと思う。

息づかいが分かるところがいい。

ロックバンドは、ほとんどが電気楽器を使うので、大きな音に増幅され作られた音に頼るのだがライブハウスだと、その作られた音よりも生の音が聞こえる。

アンプから直接出て来る轟音を浴びると、ほんとうに癒される感じだ。
ヴァイナルや再生音でしか音楽を聴いたことのない人は、ほとんど居ないと思うが、それでも作られた音が好きな人もいる。
個人的には、音楽を聴く=再生音を聴く、になっている。
ライブは特別なものになっている。

だけど、ライブに行き始めると、毎日のように行きたくなる。
それはやっぱり、癒されたいからだ。

耳鳴するような、轟音が快感になる。
アコースティックな音も同様だ。
耳を澄ますと、いろいろな音を聴き分けることが出来るところなんか、他では得ることの出来ないものだと思う。

映画だって、自宅で観るよりは映画館のほうが面白いし、スポーツだって生で観た時の方が楽しい。

実は最近ライブハウスに行く人が減っている。
コンサートになるとチケット争奪があるのに、ライブハウスのマナーを知らない人もいる。

楽しむために、自分たちの音楽を確保しておかないと、昔のようにライブをする場所が少なくなってしまうかもしれない。

2008/11/28