第160回
”原爆階段”の巻
2009年10月に、原爆階段復活しました。
名古屋の時は何も考えずにやっちゃいましたが、東京のときは頭の中を整理しながらやっていました。
東京に行く道中、考えていたこと。
私が音楽を聴き始めた1970年頃に、30年前の音楽って興味があっただろうか?
1940年代の音楽って一体なんだったろう?
産まれた年の1958年はロックンロールの終わった年なんだよなあ。
いろいろ考えていました。
そんななか、ロフトでスリップヘッドバットを見ていると、大岩が「パンクは俺たちの世代で終わる」と言っていたけど、
なんとなく既に終わっているんじゃないかなあ?
なんて漠然と考えていました。
1990年代初頭に、新しいパンクが台頭したときのも同じように考えていました。
2000年代になってからは、パンクを知らない世代がパンクをやっているので不思議な感覚に陥っています。
産まれた時に、パンクが存在しているなんて、私には不思議。
私がロックンロールの世代ならば、いま新しくバンドを組んでやっている子たちは、パンクの世代なのか。
それならば、ヒップホップの世代も出てくるだろうし、バングラビート世代も出てくる訳か。
もうじき、ドラムンベース世代か。
より凶暴な音を求めて、核心だけが欲しくなるんだろうな。
そのような考えでいくと、原爆階段は、核だけで成り立っている。
ステージ上で、格好つけることが出来ないから。
もちろん、ステージ前の人も同じだ。
だからこそ、原爆階段は10年に一回やれば良いんじゃないか。
まだ、考えがまとまりません。
じゃあ。
2009/10/24
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