第162回
”2009年の良かったアルバムは”の巻
2009年12月、大阪のタイムボムでコダマさんと話をしていた時に
「いま何を聴いているんですか?」と聞かれて、答えに困ってしまいました。
自分は、最近何が好きで、”コレだっ!”っていう作品を即座に思いつかなかったのです。
だけど、家に帰ってから音を聴きだすと沢山あるじゃないですか!
ということで、2009年の良かったアルバムは
Sunn O))) / Monoliths & Dimensions
THE HORRORS / Primary Colours
Noah & The Whale / The First Days Of Spring
Dananananaykroyd / HEY EVERYONE
Johnny Foreigner / Grace And The Bigger Picture
The Maccabees / Wall Of Arms
YEAH YEAH YEAHS / IT'S BLITZ!
KYLESA / STATIC TENSIONS
MASTODON / CRACK THE SKYE
BARONESS / BLUE RECORD
PASSION PIT / MANNERS
PELICAN / WHAT WE ALL COME TO NEED
FANFARLO / RESERVOIR
SOULSAVERS / BROKEN
The Decemberists / The Hazards Of Love
RUSSIAN CIRCLES / GENEVA
BLACK MATH HORSEMAN / WYLLT
BIRDS OF PREY / THE HELL PREACHER
まだ聴いたことの無いアルバムで気になる作品がいっぱいあります。
MUMFORD & SONS
THE XX
ほかにも、まだまだたくさん
PAINTBOX等、日本のハードコアはまだ入手していないので、感想を書きたくても無理なんですね。
イギリスでモグワイ以降の音楽が2008年あたりから雨後のタケノコのように、まさに1977年のパンクの時を思い出させるように、出現しています。
フォークとパンクとノイズが合体して、新しい感覚に満ちています。
LOS CAMPESINOS! を観て以来、この類いのバンドに注目中です。
Noah &The Whale は前作より落ち着いてしまったけど、音と一致しているDVD作品が付いていて、いい感じ。
Dananananaykroyd とJohnny Foreigner はヘヴィーローテーションでした。
The Maccabees はThe Cure と同じFictionレコードなので、思い入れの度合いが違います。
そんな中で、THE HORRORS には、どっぷりハマりました。
前作が、ガレージ色の強い作品でこちらの心をワシ掴みしたのに、今作はなんとSYCHEDELIC FURS とJOY DIVISION を足したかのような80年代初頭の
”あの感じ” で、脳天を直撃!
YEAH YEAH YEAHS といい、まさにポストパンクの直球勝負でした。
アメリカのバンドを聴いていなかったのかというと、これまた凄い勢いで聴いていたのでした。
2月に観てしまった、KYLESA はツインドラムスに完全にやられました。
根っこが、パンクなのがよく分かり、良いバンドリストに1年間入っていました。
昨年から注目中のBARONESSの新作は3月のライブが楽しみにしてくれます。
サマーソニックで久々に確認したMASTODONもやっぱり良かった。
個人的にメタルコア以降の音が聴きたかったこともあり、誰も気にしていないかもしれませんが、BLACK MATH HORSEMAN は見っけもののバンドでした。
こうやって、聴き直していくと良い作品に出会えた年でしたね。
因に、1年を通して良く聴いたのは
And You Will Know Us By The Trail Of The Dead / The Century Of Self
なんですが、どういった位置づけにしておけば良いのか未だに不明。
これから、2年ぐらい経つと結果が出るかもしれませんが、直感的に分かるんだけれども、消化しきれておりません。
そういえば、今年になってからやっと手に入れた Paint It Black / New Lexicon は噂通りの凄い作品でした。
ノスタルジックな、パンクを聴く時間があるんだったら、この作品を聴いて欲しいです。
パンクは現在進行形の音なんです。
全体的には2009年は再発作品にもの凄いのがあったので、どうしても気持ちがそちらに行ってしまいました。
それは次回ですね。
2010/1/4
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