”どっこい、俺たちゃ生きている”の巻

やっぱり、この話を書かないといけないでしょう。
バンドをやっていてメンバーが脱退する時、残った人はどうするか。

かつて、何回もこういったことを経験している。
一度目は、ドラムの大口クンが”年令”を理由に脱退した。
この時は、良次雄がオキシドールにいた達也をスカウトして来た。
次は、良次雄と達也がスターリンに加入するために辞めた。

この時は、バンドを止めようと思ったけどエディが”続ける”って言ったので、ギターに全くの新人シゲキを迎えた。

シゲキを知ったのは、良次雄と達也が抜けることが決まっていたライブを見に来ていて、そのモヒカンがあまりにも格好良かったので彼を誘おうと言うことになった。
正直、その時はシゲちゃんが何ものなのかも全く知らなかったけど”格好良い奴はセンスが良いはず!”というカンが働き誘ってみたらギターができるという事だったので、即決で入ってもらった。
ドラムはレジスタンスの安井をヘルプで頼んだ。
そうこうしている内に、シゲちゃんがドラムができるということで、マコトをつれて来た。
で、1年半ぐらいは平穏に続いたがライブ当日にマコトが欠席、脱退してしまった。

この時は、エディが東京にいた達也をまたもやスカウト!
翌週のライブから、達也復活!
でもその年の後半になると、達也はスタークラブに引き抜かれてしまった。
この時、練習スタジオに貼り紙をしてメンバー募集をしたらジョニーが来てくれた。
このメンバーになって、15年以上続いていたのだが、昨年末に、シゲちゃんに突然、海外転勤の話があり脱退することになった。

うちのバンドは、『バンドでは食えないから、生活基盤を持つことで、バンド活動を続ける』といったスタンスで、ずーっと活動している。
このことに関しては、異論があることは充分承知している。
でも、私の人生は他人のものじゃないんだから私のやり方でやっていくわけ!

で、今回は旧知の後輩”シノブ”を強引に引き入れた。
なんたって、私よりも”ひと回り若い”のである。
彼は、名古屋のハードコア−・パンク・バンド”アッシューズ”にかつて在籍しておりその当時、かなりいじめていたような気がする(良い意味だよもちろん)。
だから、どんなギターを弾くのか、どんなセンスを持っているのかだいたい分かっているつもりだった。
しかし、実際一緒にやると随分イメージと違う。

かなり格好良いのである。これは、思っていた以上だ!

で、やっぱりバンドは続いていく。

ジョニー・ウインターの曲のタイトルのように”STILL ALIVE AND WELL(どっこい、俺たちゃ生きている)”っていう感じだ。

まだまだ、やってやる!

2002/1/7


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