第201回 ”ある日突然に” の巻 洋楽が売れないんだって。 何となく、納得してしまう。 だって、CS放送を含めた日本の洋楽番組って”大人のロック”ばかりなんだもん。 ロックなんて、女・子供の音楽なのだ。 年寄りのためにあるんじゃない。 若い人が興味を持つような音楽が巷に流れていないから、洋楽は売れないんだよ。 テレビやラジオを付けていて流れる音楽なんて、80年代までじゃないか。 まあ、新しくても90年代までだね。 そんな状況で、売れる訳ないよ。 このページを見てくれる人は、ほとんどが”大人のロック”世代なんで、”大人のロック”の話題を進めて行けば、”うんうん分かる”って言ってもらえる。 だけど、”新しいロックの息吹”を感じてもらいたいので、今回も新しめのバンドの話。 それまで聴いてもピンとこなかったのに、ある日突然聴けるようになった音楽にメタルがあるってずーっと前に書いたんだけど、それでもメタルの世界は奥が深くて、北欧系のメタルは苦手だったんですよ。 ところが聴けるバンドが登場しちゃったんです。 Kvelertakって云うノルウェーのバンド。 昨年の9月に奇跡の来日公演をしたので、知っている人が少しいるかもしれませんね。 何が良かったのか? 思うに、このバンドほとんどアメリカの今のロックバンドの音なんです。 ConvergeやHigh On Fireみたいなんです。 まあ、今まで出ている2枚のアルバム『Kvelertak』と『Meir』のプロデュースがConvergeのギターのKurtなので当たり前なんですけどね。 歌は、ノルウェー語らしいので、何を歌っているのかさっぱり分かりません。 乗りがヘッド・バギングにぴったりで、クランチしても良い感じ。 ギターが3人もいるので、リード&リズム&ノイズの音がライブでもビシビシ伝わってきました。 ヴォーカルのむさ苦しい感じなんて、Black Flagのヘンリー・ロリンズみたい。 長髪、汗だくのあの感じです。 腹の底から、声を搔き出すようなところも凄く似ています。 音楽的には、ジューダスやスコーピオンズのようなメロディアスなところもあり、パンクになる前に聴いていたハードロックを思い出させます。 この、Kvelertakを聴いたことで、持っているだけの音源が聴けるようになったんです。 先ずは、Entombed。 このバンドは、べアボーンズやボリスのメンバーから”良いですよ”って教えられて買ったんだけど、肌に合わなくてあまり熱心に聞いていなかったんです。 ところが、今聴いてみると何とも相性が良い。 カバー集のアルバム『Sons Of Satan Praise The Lord』なんて、私のために作ったのではないかと思わせる程。 で、慌てて初期のThe Hellacoptersを聴くと、こちらも相性がいい。 続いて、Turbonegroも完全にOK!。 いやあ、まさかこんなに一気に楽しめるようななるなんて。 Kvelertakに感謝です。 そうそう、ASTA KASKを見たあとに、家に帰ってThe Hivesを聴いたら一気に分かってしまった、あの感じ。 これで、北欧のロックはメタルを含めて聴けるかな。 まだまだ、初心者なのでこれからが楽しみ。 初心者っていうのは、興味が尽きないっていうことですよ。 まだまだこれからだ。 じゃあね。 2014/3/11
|
原爆のライブ予定は、凄い勢いで決まっています。
|