第213回
其の@
”ちょっとした幸せを噛みしめる” の巻
20年前、東京に出かけると、レコード店のはしごで大変だった。
しかし、最近はDisk Unionに行った後、どこに行けば良いのか考え込んでしまう。
三軒茶屋のフジヤマは、ツイッターで確認しないといけないからね(笑)。
フジヤマのようにツイッターで確認できるのは良い方で、レコード店が激減しているのだ。
大型の店も、無くなっているから。
しかも、大型のレコード店(正確にはCDショップ)に入ると、気分が滅入る。
何故かって言えば、欲しいような物がないからだ。
幸いなことに、私の住む愛知県には名古屋市があり、数多くのレコード・ストアーがある。
ざっと名前を挙げると、レコードショップアンサー、ファイルアンダー、スティッフ・スラック、ズーっていった具合だ。
各々に個性があり、パンク、インディー、オルタナ、ロックンロールと強みを持っている。
他に中古レコード店もピーカン・ファッジ、バナナ、グレイテスト・ヒッツ、サウンドベイが健在だ。
だから、大型のお店に行くよりは、こういったお店に通うことになる。
何か欲しいなあと思いたったら、栄→大須→金山に向かえば大体事足りる。
この行動は、もう30年近くパターン化されている。
かつては、東京や大阪まで買い出しに行っていたのに、最近は名古屋で事足りるようになっている。
ひょっとしたら、いま一番音楽ソフトを買うのに適しているのは名古屋なのかなあ?
五月晴れの清々しい空の下、なんとなく幸せな気分になっているのでした。
其のA
”ROCK'N'ROLL RADIO” の巻
ラジオ番組を聴くことが好きなんだけど、日本のラジオ番組はおしゃべりが多いので、”もっと音楽をかけろよ!”って、いつも思っている。
今は便利な時代になっていて、かつてイギリスに住んでいる友達にエアチェックを頼んで、カセットテープに録音してもらったようなBBCのラジオ番組が、インターネット経由で聴きたい時に、それも好きな番組を選択して聴くことが出来るようになっている。
昔だったら、BBC・セッションの録音物を聴くなんて夢のような話だったんだけど、現在は簡単に聴くことが出来る。
このようにして海外のラジオ番組を楽しんでいるんだけれど、日本の音楽を同じように聴かせることは出来ないものかなあ?なんて、漠然と考え出してしまった。
イメージしているのは、"マキシマム・ロックンロール"のラジオ番組であったり、ロンドンの地域FM”NTS”の番組"Japan Blues"だ。
何しろ音楽ばかりだ。
話は長くても30秒程度で、すぐに音楽に突入する。
日本のラジオ番組では全く放送されない日本のパンクロックが、"マキシマム・ロックンロール”を始め、海外の番組では頻繁に紹介されている。
Death SideやJudgementが普通に流れてくるなんて、興奮しちゃうじゃないか!
Borisや少年ナイフはBBCを聴いていると、違和感なくかかっているんだ。
それなのに、日本のラジオでBorisはかからないよね。
お気軽に音楽ばかり聞くことができる、ラジオ番組をどのようにやればいいんだろうって考えていたら、いま聞いている番組を聞くところで同じように流せば良いのではないかと気がついてしまったのです。
そう、インターネットです。
フジヤマだってインターネット・ラジオやっているしね。
これで官製じゃない、草の根運動の文化の輸出だって簡単にできるような気がする。
何しろ、日本のバンドは国内の状況ばかり気にして海外に目がいってないから。
勝手に、自分の好きな音楽を、世界発信だ。
測り知れない経済効果があるかもしれない。
まあ、課題もあるわけで、
インターネットに関する知識が全くない上に、ラジオ番組を作る知識もないのです。
誰か詳しい人に助けてもらわないと実現できそうにないんだけれど、手助けしても良い人は連絡下さい。
誰か一緒にやりませんか?
楽しそうでしょ。
2015/5/8
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