第242回 ”サインでお願いします” の巻 年末の気忙しい日々。 いやあ、頭が固くなったなあ。 つくづくそう思う出来事があった。 それを気づかせてくれたのは、郵便配達の人とのやり取りだ。 郵便物でサインが必要な時があるでしょ。 私は良かれと思って、いつも”ちょっと待ってね”といって、印鑑を取ってくる。 この行動、郵便配達をする人からしたら、大きな”時間のロス”になる訳だ。 おそらく、10秒+αの待ち時間が発生する。 サインならば、その場で書いてもらうから、5秒程度で済むはず。 郵便配達の人は、少なく見積もって5秒、最大で20秒くらいは何もしない時間ができちゃう。 この事に気づかせてくれたのは、「これからは、サインでお願いしますね!その方が早いですから。」と言われたためだ。 正直、言われるまで全く気がつかなかった。 自分のサインなら、丁寧に書いても5秒だ。 手早く書けば2秒かな。 圧倒的に待ち時間を低減できる。 1日に何百件という配達をしているだろうから、20秒のロスが100件あれば2000秒近く仕事ができない時間が発生する。 仮に計算すると、1日で約35分、25日で約15時間。 ひと月でほぼ二日分の時間、”待っている”事になる。 「生産性革命」や「人づくり革命」という言葉を新聞紙上でよく見かける。 この二つの革命を車の両輪として、少子化や高齢化社会に立ち向かうらしい。 とくに、生産性革命は2020年までの3年間を集中投資期間に位置付けている。 「労働生産性を2015年までの平均値から倍増」っていうんだから、並大抵の改善じゃできない。 郵便配達の人も、労働生産性を倍増させないといけないから、いろいろ考えているんだろうな。 今回、郵便物のやり取りで気付かされた”ロス”時間の低減も課題の一つだと思う。 これからは、ハンコじゃなくてサインだな。 サイン一つで世の中が変わるだなんて、全く気がつかなかった。 2017/12/28 |
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