第247回
”２１世紀の好きなアルバム”の巻


ほんとうに衝撃を受け、かつ今でも聞き続けている、生涯のお気に入りアルバムを10枚。

という題をもらったら、私の選ぶものは 1970年代と1980年代のアルバムになることは間違いない。

パンクとポストパンク（ハードコアはポストパンクの一部分）で10枚はすぐに埋まる。

じゃあ、今でも新譜を結構買っているなら、直近10年で選出してと言われると、考えちゃいますね。
なんたって、青春時代に影響を受けたものが生涯の友になることはわかるんだけど、壮年期にほんとうに衝撃を受けたもので、なおかつお気に入りとなると難しい。

時間を少し延ばして、２１世紀になってからで考えてみるとどうなるんだろう。
日本のバンドを入れると、10枚で終わらなくなることは目に見えているので、海外のもので考えてみようっと。


衝撃を受けよく聞いているアルバムという観点でいけば、


Touche Amore / Parting The Sea Between Brightness And Me (2011: Deathwish)
Bombay Bicycle Club / A Different Kind Of Fix (2011: Island)
Sauna Youth / Distractions (2015:Upset the Rhythm)
Metronomy / Nights Out (2008: Because)
The National / Boxer (2007:Beggars Banquet)
Interpol / Turn On The Bright Lights (2002:Matador)
Los Campesinos! / Hold On Now, Youngster (2008:Wichita)
Queens Of The Stone Age / Songs For The Deaf (2002: Interscope)
Deafheaven / Sunbather (2013: Deathwish)
Savages / Silence Yourself (2013 : Matador)


こうやって選んでみると、かなりロック寄りだなあ。
しかも、ポストパンク臭がプンプンしている。

よく聞いていた、Death Cab For Cutie や Brand New といったエモいヤツがはずれてしまった。
Taking Back Sunday や Thursday も入っていない。
やっぱり10年ぐらいの期間じゃないと、その時々に衝撃を受け聴き続けているアルバムって入ってこないことがよくわかった。


ちなみに、私の生涯でナンバーワンのアルバムは
Dexy’s Midnight Runners / Searching For The Young Soul Rebels (1980 : Parlophone)
なんだよね。

2018/7/11