第266回 ”続ライブがいちばん” の巻 やっと、練習スタジオが動き出した。 日曜日の昼間に、久しぶりに4人集まって、音を出した。 やっぱり、大きな音は良いね。 生のドラムの音にアンプで増幅されたエレキそのものの、でかいギターとベースの音が絡んでくる。 レコードやCDで聴く整理された音とは違い、荒削りでお互いの息づかいを感じ取りながら演奏を進めるところは、バンドならではの魅力だ。 頻繁にライブをする事ができた今年の2月までは、ライブをするための練習だったからライブで演奏する曲を、どのようなポイントに注意して、どのようなタイミングで効かせていくかというような、初めてライブに来るお客さんにも魅入らせることが出来るかを中心に考えたものだった。 このような練習を、30年以上続けていたから今回久しぶりにスタジオに入って音を出した時の新鮮さは、驚きだった。 何が面白いかって、ライブを考えた練習ではないため自分たちの曲を新たな解釈で演奏できる。 ヴォーカルだって、レコーディングの時に試すような、アクセントを変えてみたり強弱を細かく刻んでみたりといった具合で、何十年もやり続けている曲を新曲を作っているかのように変えて、楽しんだ。 バンドを始めた当初、”俺だったら、こんな感じでやるのになあ”っていうのを、一緒に組んだメンバーと共有し音を出し合って確かめて、次々とステップを進めて行ったものだ。 少しの進歩を重ね、描いていた理想に近づくことの楽しさを、感じ取る喜びがあるからこそ、バンドは楽しい。 感染症の影響で演奏活動を自由に行うことが難しいが、バンドはやっぱりライブが一番ということをスタジオの中で発見した。 2020/7/15 |
・・・・・・・原爆のライブ予定・・・・・・・ ライブ情報は、変更があるのでバンドのホームページまで。
|