307回
”楽しい音楽の時間” の巻
The Modern
Loversが大好きな二人組の少女が1980年代半ばに「Baby’s Gun」っていうファンジンをやっていた。
その名前を見て、パンクマニアの私は ”The Only Onesじゃん”と反応した。 今回の企画者はその片割れ。
タイトルは
”楽しい音楽の時間-Fun Music Time-”
いかにも彼女ならではのもの。
いやあ、楽しかった!
正直、”企画はこうじゃなくてはね”と素直に思わずにいられないかった。
実は、企画初期の段階で悩んでいたけど、歯車が回りだすと、グイグイと自分のものとして推し進めていったから、拍手喝采だ。
まず、パンクロックセットでプレイするDJの藤井 悟くん、応援駆け付けMCの高木 完くん、この二人が勢いをつけてくれる。
なんかライブ目的じゃなく、クラブで踊るようなすごく豪華な気分。 思わず、DJプレイの様子を見入ってしまった。
パンクにフォーカスしているだけあって、”おお、この手があったか!”と繰り出される曲に興奮しちゃう。
トップは”画鋲”。
「画鋲」(外道の”香り”の替え歌)一曲やったところで、本日のメニュー(セットリスト)を紹介。
コントをしながら合いの手の入れ方を説明したりするとことは、タイムスリップして、ナゴム・レコードのバンドを見ているかのよう。
ほんわかした空気が、会場を支配している。 ショート・チューンで暴走気味に突っ走るとことなど、80年代初頭のバンドのようだ。
続く、”Caolly”は、Dipのヤマジくん、モーサムのモモくん、キャプテン・フックのマーチ、ハリスのコージくんの4人による特別カバーユニット
いきなり「香り」でスタート。 ラモーンズ、ハートブレイカーズに続いて、バズコックスの「I don’t
mind」と、パンク好きな私のためのようなセットリスト。 MC5、Stoogesから、スターリンの「解剖室」。
そして、モーターヘッドから、トドメは、DKsの「Too Drunk Too Fuck」。
ヤマジくんがパンク魂全開でノリノリなのが観ていて楽しかった。
セットチェンジの時間のDJプレイが凄まじくて、まるで80年代のイギリスのライブのよう。 ついつい合唱しそうになっちゃう。
MCの合いの手も ”さすが!”としか言いようがない。
原爆は、見ることができないので、コメントできないよね。
どのバンドも同じ曲をやっていたので、我々も、ものすごく久しぶりにカバーを披露。 全く練習していなけど、久しぶりにやる「香り」は楽しかった。
終演後、Caollyのドラム、高橋浩司くんとパンク談義。
『ぼくはザ・クラッシュが好きすぎて世界中からアイテムを集めました。』という、素敵な本を執筆しているだけあって、その熱量は桁違い。
コージくんは「Hitsville UK」が好きというだけあって、好みが近いから、話がはずむ。 『Sandinista!』のことを
”あれこれ”話すのは、何十年ぶり。 もちろんパンク全般に詳しいから、時間が足らない。 次は、もっと時間が欲しいね。
そうこうしていると、The ClashのツアーDJをやっていた Barry Myers が藤井 悟くんを訪ねてやってきた。
もうびっくりで、心臓バクバク。 思いやりのある話し方がとても素敵な人で、ついつい惹きつけられてしまう。
何かとネガティブな気分になることが多い日々を過ごしているけど、この日(5月25日)は他にもいっぱい楽しいことがあった。
”楽しい音楽の時間-Fun Music Time-”を一緒に過ごしてくれたみんなに感謝。 これからも、このような時を共有できるといいね。
2024/6/1
ライブの予定です。
7月7日(日)名古屋 トクゾー 『結:七夕の夜』 出演:the原爆オナニーズ THE
TRASH 開場 16:30 /開演 17:00 前売り 3,000円、当日3,500円(別途ドリンク代)
8月11日(日)名古屋 アップセット 怒髪天 presents 中京イズバーニング 2024
”我ら発狂目覚ましくるくる楽団” 出演:怒髪天 the原爆オナニーズ 開場 16:30
/開演 17:00 前売り 5,900円(別途ドリンク代)
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”JUST ANOTHER” DVD (\4800+税) 発売中。
●フジヤマ特典
メンバー直筆サイン入りの映画上映告知チラシと
ステッカー差上げております。
●公式ホームページ
https://genbaku-film.com/
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