”RAMONETURES”の巻 でも、”そう”っていう、全くそれだけの感情しかなく、シドの時と同じ感じでした。 僕はといえば、76・77年夏を思い出すのに”パンクロック”を聴いてしまう。 それは、ラモーンズの曲をベンチャーズスタイルで演奏するっていうものだった。ジャケット写真は、ラモーンズのファーストと同じように白黒でレンガの前でモズライトを持った女性が立っている。 これこそ、究極のインスト・パンクだね。 毎日聴くか?っていわれれば”ノー”だけど、聴く度に楽しませてくれる。たまには、こういった楽しみ方もいいよ。曲は全部細かく解っているだけに、こんなやり方もあるんだ、と再認識できる。 そんな、変な連中が、今度は、ロスアンジェルスの”X”のインストアルバムを作りました。それも、Xのメンバーを巻き込んで。こちらも、本当に楽しめます。銀色の革ジャンにメタッリクなギターを持つ女性が写ったアルバムのジャケット観た端に”やられた!”って思う人は、とくに。 ちなみにアルバムタイトルもいかしていて『JOHNY"WALK DON'T RUN"PAULINE』、解る人はもう笑っているよね。 HIT AND RUNがベンチャーズのWALK DON'T RUNになっている、この感じがいいよ。 今回のアルバムは、Xのカバーだけあり、ラモーンズの時よりは、もう少しシリアスな感じがするけど、テケテケしているし良い。 ロックを楽しみつつ、新しい姿勢を出すところなんか、生まれながらにそういった土壌があるんだと思わせる。
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