”RAMONETURES”の巻

何を今さら、っていわれそうだけど、書いてしまおう。

僕にとって、ラモーンズそのものっていう感じのあったDEE DEE RAMONEが6月に亡くなりました。

でも、”そう”っていう、全くそれだけの感情しかなく、シドの時と同じ感じでした。

で、今回は久々にラモーンズねたで。

前回ので、夏は暑苦しいロックがいいよ、って書いたんだけど。
ビヤーガーデンとかに行くと、なぜか今でもベンチャーズがかかっていたりする。ほんと不思議なんだけど、僕らより一つうえの世代は、”エレキな青春”だったせいもあり、夏になると、エレキ・インストを聴きたくなるらしい。

僕はといえば、76・77年夏を思い出すのに”パンクロック”を聴いてしまう。

そんな僕のまえに、何年か前に一枚のへんてこなアルバムがあらわれた。

それは、ラモーンズの曲をベンチャーズスタイルで演奏するっていうものだった。ジャケット写真は、ラモーンズのファーストと同じように白黒でレンガの前でモズライトを持った女性が立っている。

これこそ、究極のインスト・パンクだね。

毎日聴くか?っていわれれば”ノー”だけど、聴く度に楽しませてくれる。たまには、こういった楽しみ方もいいよ。曲は全部細かく解っているだけに、こんなやり方もあるんだ、と再認識できる。

そんな、変な連中が、今度は、ロスアンジェルスの”X”のインストアルバムを作りました。それも、Xのメンバーを巻き込んで。こちらも、本当に楽しめます。銀色の革ジャンにメタッリクなギターを持つ女性が写ったアルバムのジャケット観た端に”やられた!”って思う人は、とくに。

ちなみにアルバムタイトルもいかしていて『JOHNY"WALK DON'T RUN"PAULINE』、解る人はもう笑っているよね。

HIT AND RUNがベンチャーズのWALK DON'T RUNになっている、この感じがいいよ。

今回のアルバムは、Xのカバーだけあり、ラモーンズの時よりは、もう少しシリアスな感じがするけど、テケテケしているし良い。

このアルバムを聴いていると、アメリカのロック文化の懐のふかさを感じる。

ロックを楽しみつつ、新しい姿勢を出すところなんか、生まれながらにそういった土壌があるんだと思わせる。

まあ、日本にはアメリカにない良いものがいっぱいあることは承知しているんだけどね。

じゃあね。

2002/8/4

the原爆オナニーズ:ライブ日程

08月10日(土)名古屋QUATTRO  共:GRIND ORCHESTRA、KIRIHITO
08月13日(火)京都TAKUTAKU      the原爆オナニーズ20周年 京都編 共:ブラフマン
09月07日(土)名古屋HUCK FINN 共:ABNORMALS、COOLER KING MCQUEEN
09月14日(土)東京SHELTER        共:モガ・ザ・¥5、ドリルマン

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