第323回
ストリート・キングダム の巻


昨年末に、インターネットを見ていたら、なんか見覚えのあるタイトルが映画化されたと表示された。

その見覚えのあるタイトルは 「ストリート・キングダム」

”えっ!地引さんの本じゃん” って速攻で頭が反応。
監督は田口トモロヲ
脚本は宮藤官九郎

もうここで、パニック。
どんな映画なのか?と大きな疑問符。

そして記事を読んで、嬉しさが込み上げてきた。

“日本で初めてパンク・ロックを自分たちの手で生み出した若者たちによるムーブメント「東京ロッカーズ」の姿を彼らのカメラマン兼マネージャーだった写真家・地引雄一の自伝的エッセイ「ストリート・キングダム」を原作に描く。”

出演は、峯田和伸って書いてある。

峯田くんが地引さん役(ユーイチ)っていうのも、心拍数を上げるのに拍車をかける。
だって、僕の中では監督、脚本と同じくバンド仲間の一人なんだから。

そこからは、インターネットを駆使して情報収集。

”1978年ーたった1年を永遠にした若者たちがいた”

”自分の音を鳴らせ”

さすが、わかっている!

そうなんだよ、それまでファッションの一部だったパンクが、1978年から日本のパンクが本格始動したんだよ。
なんとか早く見ることが出来ないかと思っていたところ、試写のチャンスがやってきた。

見てしまいました。

ストレートな感想。

”ありがとう”

ほぼ同じ時を、ユーイチとは別の視線で過ごしてきたんだなあと。


ここから、すこし個人的な話。

紅蜥蜴を知ったのは33高校生の時、偶然テレビで見た ”お昼のワイドショー”。
それまで持っていた、ロックバンド像を、叩き壊された。

地方に住んでいても情報はあるもので、紅蜥蜴は ”長崎物語” というところでライブをやっていることは知ることが出来た。
そして、1976年8月に東京の日劇(それも昼の部のトップ)で初めて紅蜥蜴のライブを見ることができた。

グラムな音を期待していたら、ヘヴィーでパンクな音で再び衝撃を受ける
(この辺りのことは、”Complete Works Of Lizard” のブックレットに書かせてもらった)

だから、紅蜥蜴の情報を追っかけていたから、自然と東京のパンクシーンを知ることも出来た。
原宿にあったパンクブティック ”SMASH” に出入りしたのは、ハルヲフォンの ”電撃的東京”ライブを見に行った78年春頃。
その流れから、六本木のS-Kenスタジオのことも知る。

夏に、初めて行ったロンドンの話をSMASHでしながら、S-Kenスタジオのチラシを見ていたら、山本さんが ”10月10日に京大西部講堂でライブがある” って教えてくれた。
小学校からの友人達を誘い、車で ”BLANK GENERATION TOKYO ROCKERS in KYOTO” に遠足気分で京大に行く。

リザード(紅蜥蜴)はレコードで聴いていたし、なぜかミラーズ、Mr.KITE、S-Ken も知っていた。
ただ一つ FRICTION だけは、よく知らなかった。

その日初めて見た FRICTION の3人がステージに登場した瞬間、圧倒される。
(FRICTIONが始まる前に、出演者のSSのメンバーに声をかけたら ”FRICTIONいいですよ” って教えてくれた)

FRICTION のライブ中、ステージ前でSSのメンバーと狂喜乱舞。
帰りの車の中は ”FRICTION” のことで全員興奮状態だった。

次に FRICTION を見たのは、12月に渋谷屋根裏で SPEED とのライブ。
いきなり、ギターが違う人になっていてびっくり!
ギターの人がアンプにコードを差し込んで、ヴェンチャーズのフレーズを爪弾くと会場内が少しざわめく。
レックが声を出してマイクチェック、そこからは京都で見た時よりも もっと凄まじい FRICTION がスタート。

これが、私の1978年。


ここからは、映画のストーリーとかなりシンクロしてくる。
私は、愛知在住なので、スタークラブと出会い、一緒に遊んでいたから、”TOKYO ROCKERS TOUR”の名古屋編や、DRIVE TO 80’S に同行し、多くの人と知り合えた。
まさに映画のユーイチの名古屋版みたいな感じだ。

この映画は、自分の青春時代を見ているかのようだ。

もちろん、フジヤマも出てくる。

映画「ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ」
2026年3月27日(金)公開


じゃあね。

2026/1/11


ライブのお知らせ

3月15日(日)常滑 AICHI SKY EXPO 展示ホールA
「RUMBLE x JAG 2026 (Day2)」


出演
the原爆オナニーズ、
10-FEET
dustbox
ENTH
銀杏BOYZ
Hawaiian 6
SHANK
locofrank
Maki
ヤバイTシャツ屋さん
FORMORE
OVER ARM THROW
SHADOWS and more

開場 10:00 /開演 11:00
前売り12,000円 (1Dayグッズ付き)
9,900円(1Day) 

お問い合わせ先
JAILHOUSE:052-936-6041
RUMBLE x JAG 2026 オフィシャルサイト
https://rumble-jag.jp/