第66回
”みんな来いよ!”の巻
遂に今週末になった。 2004.09.11 が。
こんなに長いツアーは原爆として初めてだ。なんたって、正月の1月3日にスタートして、いままで行ったことの無い場所に、がんがん行って来た。
”楽しいのか?” そう聞かれれば、”楽しくなければやらない”
と答えるね。面白くもなく、ただ単に今日をこなしていくような「音楽会」なんて、全くやる気はない。
バンドの生命が分かるような、鼓動が伝わるようなものでなければ、全く意味がない。
今回のツアーは、このバンド名で初めて 『広島』
でライブをやることが出来た。四国にも行くことが出来た。仙台や新潟も行くことが出来た。どこの土地でも、うちのバンドを好きなバンドが好意を持って、一緒にライブ会場の雰囲気を作ってくれた。この辺りは、いつもやっている場所では、すぐにできるのだが、初めての場所でも、同じようにやらせてくれ、本当に嬉しかった。
なんたって、新潟は ”AGE”
が突然にも関わらず無理を聞いてくれ、活動再開してくれた。
バンド間の絆ってこういうものなんだよ。
3月の小倉の時は、あとで、吃驚するようなことが分かったしね。先日は遂に、下関でライブを行うことが出来た。今年3回御一緒させてもらった、遠藤ミチロウさんが、ザ・スターリンを2曲やってくれた。メンバーは、オールスターキャストっていう感じで、ギターは元コブラのナオキと元アンチのキャットがギター、ベースは元ジミー・ザ・ダイナマイツのショウとうちのエディ、ドラムは元スタークラブのシガといった面々(今のバンド名より、本人がスターリンを聴いていた当時のバンド名の方がしっくりくるだろう)。
久しぶりに、スタークラブと一緒にやった。また、近いうちに名古屋ではなく、東京で一度やってみたいなあ。
さて、冒頭に書いた日にライブをやる!
一緒にやってくれるのは、前にも書いたとおり、GAUZE、BRAHMAN、SOUL FLOWER
UNION という面々だ。正直、自分が一番好きなバンドを身勝手に頼んで、無理をいって、強引に承諾してもらった。
どう考えても、業界的には、新作を出し、ツアーをすることが決まっているバンドに、他のバンドのライブに強引に出るだなんて、尋常ではないのは承知している、けれども、お願いした。
どうして、この日にライブなのか。9月11日だからだ。それ以外の意味はない。
『東海集中豪雨』があり、名古屋近郊の人にとっては、生活が破壊された日だ。今ライブを見に来ている人が直接、大きな被害を受けた日だからだ。そして、みなの力で蘇ることを実体験した。
だから、この地域の人には意味のある日だ。
世界的には、今日も続いている国際問題(地域政治学の問題)が、目に見える形で明確になった日でもある。もっとも、事前にユーゴスラビアで、劣化ウラン弾を使ったこと等、この問題は、ロックの世界でもいろんな表現がされているけど、まだまだ、続くんだろう。知らぬ間に、問題の本質をそらされないように、今年はとくに注意が必要だ。2004年の9月11日は何かあるのかも知れない。
今回のライブは、いろんなことを考えてもらうキッカケとして使ってもらえば良い。
そして、総てのバンドは心の底から全てを出し切って、来てくれた人全員の記憶に残るようなものになるはずだ。
原爆も、やっと、健君が戻ってくる。覚悟して来てくれ。真剣勝負をするから。
2004/9/4
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the原爆オナニーズ live
9月11日(土) 名古屋 ダイヤモンドホール(気持ちよく暴れることができる場所)
『 PRIMAL WORLD NOW 』
時間:開場 18:00、開演 19:00
(仕事で、遅くなりそうな人のために、少しだけ開演時間は調整予定)
料金:前売り ¥2300 当日 ¥2800
(チラシの当日券の値段が間違っております。ドリンク代は不要です)
出演者:the原爆オナニーズ(フルメンバー)、GAUZE、BRAHMAN、SOUL FLOWER UNION
前売りを買うとお徳です!
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