第70回
”パンクでぶっ飛ばされる”の巻

今年の原爆のライブは、前回書いたように最高のライブで良い気持ちだった。

それで、自分のバンドがライブがないのならば、やっぱり、他のバンドを見に行く訳だ。
もう、翌日（２１日）から、グリーン・マシーンとアウトレイジが一緒にやるライブに突入。個人的に今までは、ジョニーの高校の後輩と云う感じで観ていただけだったのだが、本当に初めてアウトレイジの格好良さを知った。
名古屋ではあまりライブをやらない ETERNAL ELYSIUM も最近よく見ていて、突き抜けた感じが本当に気持ち良い。早く現在のメンバーでの音源を聴きたいものだ。

その週の金曜から日曜まで、３本連続でライブを観た。

まずはROSSO。これは、現メンバーでの初ライブに近いものらしく、元FRICTIONの佐藤君と今井君が加入して、どのような感じになるのか楽しみにして行った。
特に、彼等加入後のFRICTIONとは一度だけ一緒にやったことがあるけど、レックしか覚えていないライブなので、ほとんど初めてみる人達になる訳だ。
まず、TMGE のことは忘れた方がいい、もちろん良い意味で。前のROSSOも忘れて良い。今そこにある強力な音の塊にぶつかるだけの心の用意がないと、観ても面白くないだろう。
ストーナー系を前の日曜に観たばかりなのに、そこに入っていてもおかしくないような強力なものがあった。

土曜日は家内に付いて大阪に行った(彼女はFRANZ FERDINAND目的）。

そして、先週ライブをやったベアーズで ”オシリペンペンズ” を観たのだ。
もう言葉は要らないでしょう、彼等を観て、他のライブを観たら総てがぶちこわしになるだろうなあ、と想いつつ日曜は名古屋で FRANZ FERDINAND を観に行ったら、昨日はしっかりライブをやっていたベーシストが病気でダウンしたらしく、凄く良い意味でイギリスのロックバンド（彼等はスコットランドか、そういえば）の底力を見せられた。
メンバーが一人いない分、前座のベーシストが加わるというものだったが、なんとアコースティック・セットでライブをまず行うという、70年代にはよくあったと思われるライブでスタート。その後は、エレクトリック・セット。

正直、予定調和的にこなしていく海外のバンドが多いなか、彼等は、本物だった。

こんなに良いライブばかり観ていると、早く自分も戦線復活したいけど、２月までこの調子でパワーを溜め込んでいこう。

いやー、パンクでぶっ飛ばされた、ひとときでした。

2004/11/30