photo by 渡辺正

 その四 「Hurry Up Harry」



だからいわんこっちゃない。

 



名古屋に来ました。
イリヤマがいいます。
「ホテトルよぼうぜ」
じかんは12じすぎ。
「おわりなごやは、しろでもつ!
ええおなごとナゴヤコーチンプレイだぎゃ!!」
イリヤマのよくわからない
ナゴヤ弁
そのてに にぎられた ホテトルのぴんくちらし
10センチ
ほどのそんなかみっきれに
ドクドクしくほほえむ
小向美奈子

「2人!2人!だいしきゅう、
ナゴヤのxxxホテルのxxxx号室!!」
イリヤマのげひんな声
「もうちょっと、マケラレナイ?」
おい、もしかして値切ってるのか?
「こういうのは押しが肝心やねん」
でも、イチゲンサンなのに・・・
「よっしゃ、2人で大2枚、それ以上ビタ一文
払ワンデ!」
イリヤマは受話器を置いてニコリ
「みてみい、ちょろいもんや。半額にまけさしたったわ」
ほんとに?
「あっちもヤバイ商売しとんねん!
客も淫売もどっちもどっち」
ニヤリとそう嘯くイリヤマ

30ぷんたった

ぼくのめのまえに東海林さだお
のマンガにでてくる中年のばばあが
しゃわーをあび、ばすたをる姿で
すぱすぱタバコを吸っている
「にいちゃんら、ごめんな。
きょうはお店、いそがしくてな。
わたしらもぱんつはく暇
ないのよ、あひゃはひゃひゃ!!」
赤黒いハグキがめくれあがる
アイキューが半分になった林真理子みたいだ。

だから 値切るなっていったの に
ぜった い本締めのイヤ がらせだ
「サッ!」
おばさんのちくびは
萎びてひょろひょろと
3センチほど伸びていて別の生き物みたいだ

おばさんは
けれんみ 良く ばすたをる 
ぬぎすて
大股おっぴろげ
両の手のひらに「ぺッ!ぺッ!!」と
つばを吐き気合一発!
そのままオマンコをぱーーーーーんと
ぶっ叩いて呟いた
「さあ、かもーーーん!かもーーーーん!!
じゅんびはオッケーよ!
えんりょはナッシング!!」


イリヤマのほうの
おばさんはガキをうんだばっかしで
エッチノ あいだじゅう
だらだら 母乳がたれていたって。
だらだら 母乳がたれていたって。

2001/5/7

鮫肌文殊
samehada@dream.big.or.jp

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