Vol.6
5年付き合った彼か、最近知り合った彼か


「最近どう?」と私。「別に。いつも通りだよー」と彼女が返す。

毎週金曜日に仕事で会う女友達との、いつもの会話。ここ何年か、毎週同じやりとりをしていた。

しかし数週間前、彼女は私を窓際に引っ張っていってこう言った。

「好きな人ができちゃったの」と。

彼女は、迷っていた。
問題だったのは、彼女には5年付き合っている結婚を前提とした彼がいたからだ。

彼女は好きな人ができた、と私に告げるとともに、5年付き合っていた彼に対して、常に不満を持っていたことを述べた。

その彼は、とにかくすごく束縛する人だった。

だけど、それまで彼女は私に対していつも不満を漏らすこともなく、「普通だよー」と言っていた。「早く結婚したい」とも言っていたし。

実際、私は2人がうまくいっていると思っていたのだ。

彼女は、JJのグラビアに出て来そうな、ばっちりとメイクを施したルックスとは裏腹に、かなり一途に彼の事を想っていた。

だから、私は彼女から相談を持ちかけられた時、彼女は5年付き合った彼が大好きだから、そうそう別れることはないだろうと思った。

今は、いっとき、新しいものに目が眩んでいるだけだろうと。

ところが何日か後に、彼女から「5年付き合った彼と別れた」とメールが来た。
びっくりしたが、他に好きな人ができたとはいえ、5年も付き合った彼とのお別れはかなり辛いだろうと思い、メールの返事をなんと書いていいかわからず、金曜日を迎えた。

金曜日の朝、彼女と会って開口一番、恐る恐る「大丈夫?」と聞いた。
すると、彼女はメイクを直しながら、あっさり「ぜーんぜん、大丈夫。すっごいスッキリしたー」と。
え?ほんと?辛くないの?って聞いたら、

「うーん...でも、アタシほんとに我慢してたからさ。それに今は彼がいるし」

と、制服のポケットの中から新しい彼と一緒に撮った写真を出してにっこり笑った。

私はかなりの衝撃を受けた。

え?あんなに結婚するって言ってたのに?彼氏しかいないっていってたのに?どうして?なんで?みたいな。
と、同時にあることを思い出した。

彼女と初めて飲みに行った時のことだ。

席について、さあこれからオーダーを、という時に、彼女の携帯電話が鳴った。

「あ、○○ちゃん(彼の名前)?うん。今、友達と一緒だよ。今日、飲みに行くっていってたじゃん」

彼からの電話らしかった。「いつもの店だよ。え?2人だよ?」

どうやら、彼はこの場に男がいるのではないかと疑っているようだった。

電話を切った後「すっごい疑ってるんだよねー、アタシのこと。いつもこうやってチェック入れてくるんだー」と彼女は溜め息をついていた。

「何時までに帰らなきゃダメとかまで言われるんだよー」とか、「女友達と遊びに行くにも、いちいち彼の許可を得なきゃいけなくて、その事を言うと彼の機嫌が悪くなるから、いつも言うこと考えるといやな気分になる」「だけど、自分のことはさておき、なんだよー」とも。

正直いって、すごいなーと私は思った。

そこまで束縛されて、よく付き合ってられるなぁと。よっぽど彼の事が好きなんだな、と思った。

飲み物が来て、乾杯したその時、彼女が「あっ」と言った。

彼女の視線の先を見ると、私たちのテーブルに一直線に歩いてくる男が1人。

「○○ちゃん?!」と彼女。そうです。彼女の彼が来てしまったのです。電話を切ってからわずか30分程で駆けつけた彼。ああ、もうビックリ...。
もちろん、私とその彼は初対面。

しかも、ついさっきまで彼の愚行を聞かされていたため、私はなかなか笑顔が作れずに困った。

だいたい、彼による行動制限が厳しい彼女と飲みに行く時間を作るのがどんなに大変だったか。
何カ月も前から、いつにするか、どこで飲むか、と打ち合わせて、やっと設けた貴重な時間だったのだ。
それを付き合っているからといって、なんの承諾も得ず、いきなり間に入ってくる彼に、私はどうしても良い印象は持てなかった。

その後、あまり話も弾まず、なぜか3人でカラオケに行くことになった。

彼のイケイケな歌いっぷりのルナシーを聞きながら、私はどうしても「今日、何しに来たんだろう」感が拭えず、早々にお開きにした。
帰る間際まで彼女が申し訳なさそうにしていたのが、なんとなく私も申し訳ないような気がしてしまった。今では笑い話だが。

彼女の場合、付き合う、ということを結婚を含めて考える人だから、5年付き合っていた彼との基本的に合ってない部分を一生我慢できるかどうかと考えると、関係を続けていくのは難しい問題だったのかもしれない。

まあ、結婚しようがしまいが、相手の人間性にどうしても我慢ならないものがあって、自分をもっと理解してくれそうな別の異性がいきなり登場したりすると、それまで好きだった人に対しては、堪忍袋の緒が「好き」という感情も一緒にぶっちぎってしまうのかも。

それにしても、あのまま新しい彼が現れず、5年付き合った彼と結婚してたら彼女はどうなっていたのだろうか?
彼女に聞いてみた。

「え〜?こわいね〜。考えらんないわ。ムリムリ!」

そうっすね...。

01/07/01

 

最近ほんとに女子の会ばかり。

この前はとうとうヘアカットまで始まる始末
あきちゃんがパスタを鍋に入れてるところ。
手際が良いのですよ。見とれる。
あきちゃんがミルクティー・シフォンケーキを焼いて持ってきてくれました。しかも、マイ泡立て器&ボウル&生クリームまで持ってきてくれて、その場で泡立ててケーキに添えてくれたので、びっくり&感激。味はもちろん言うことなし!今まで食べたシフォンケーキの中でいっちゃんうまかった!そして、食べ過ぎてまるこの布団に倒れた私。
ちょい寝したのち、すぐにまた食べ始めた私をだれも止めることはできませんでした..(←アホです)。
サラダに入れるアボガドがまだ熟してなくて、固くて割れなくて困るあきちゃん。

結局包丁で皮をむき始めたものの、実はかなり固かったため、この後スーパーへ買い直しに行くハメに。 ワカがドライカレー、あきちゃんがアボガドと豆腐のサラダを作りました。 あきちゃんとまるこ、ドライカレーを持つの図。あきちゃんがドライカレーをすごく気に入ってくれて、結局3杯食べてました。恐るべし!

ありがとね☆
あきちゃんがでっかいシュークリーム「パリブレスト」を焼いて持ってきてくれました。実は、子供の頃からパリブレストに憧れていた私。かなり感激しました!生地の中に生クリームと、カラメルのクリームが入っていて、うますぎ!涙しながら食べました。

ハミコとケーキ

女子の会ではないのですが、お友達の
ハミコのお誕生日パーティー
でバースディケーキを作りました。
アメリカン・チェリーと桃のケーキです。

写真はケーキを持つハミコです。

ああ、豚しゃぶの写真、撮り忘れてた...。

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