vol.4 「戦争が...」

戦争が始まって以来そのことばかりが気になって、のんきにバカな飼い猫の話をする気になれない今日この頃です...

戦争に反対する活動を、自分にできる範囲でやってはいます。でも他ではなかなか言えない、気になって眠れないほどのことがあるのです。

「動物のある日常」がテーマだから、ここで告白すると、戦地の動物たちはどうなっているのだろうか、ということです。

多数の死者が出て、子どもたちが大けがをして、人道的支援がどうのこうのというときに、飼い猫や飼い犬はどうするの、なんて言うと怒る人もいるかもしれませんが...

ちょっと前にも友人2人と話をしているときに、友人が「きのうさー、大阪かどっかで、夜に犬の散歩してたおじさんが、後ろから来た通り魔に背中刺されたんだってー。でも、そのおじさんはすごく気丈で、自分で近所の家まで行って救急車呼んでもらったんだってさー」と言ったのを聞いてすぐに私が言ったことは、

「えーーー! それで、その犬はどーなったのー!?」

ひとりは唖然とし、ひとりは笑いころげていました。こういうやつなので、イラクの動物が気になっているのです...湾岸戦争のときには油にまみれた水鳥を見て、胸が締め付けられました。あんなひどいことは、もう絶対やめてほしいと思っていたのに...砂漠にだって動物はいて、ミサイルや戦車や劣化ウラン弾はその動物だって殺してしまうのです。

自然環境の保護、野生動物の保護と叫ぶ人がいる一方でこんな理不尽なことが起こっているのです。

人間のこころが乾いてしまっていては、動物を保護することなんて、絶対にできません。お互いに助け合う気持ちがないと、動物を飼うことだってできません。もっと、精神的に余裕のある日常を送れるように、努力しましょうよ。

「心あたたまる風景」

2003/4/15


   

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