寄り道・・・ノイズとシビレエイ渡辺正
ノイズ音楽って何だろうな。
ノイズギターとかってさ。俺にとってはノイズはサザンオールスターズとかミスターチルドレンとかジュラシックパークとか、そういったもんだ。
先日、偉大なるワタナベさんとfujiyama前でコーヒーを飲みながら懇談していたら「俺って凄くまともだよな」とワタナベさんは何度も俺に確認するかのように言われていたので「いや、本当にまともだと思います。と言うより正しいと思います。でも今の社会から見たら、まともじゃないでしょう。」と言ったら「そうかぁー」と不満そうに笑っていた。何ともいえない笑顔。全てを知悉されているかのような優しい目で。
満員電車に乗ってて人身事故で電車が止まると、人一人死んだ事より自分が遅れる事を気にし、おまけに死者につばを吐くような人間、社会。
俺もある時、人身事故で電車が止まってイライラしている自分に気づいた。(人一人死んでるのに俺は気にかけるどころか、フザケンナって思ってる。人の命を平気で踏みにじる戦争や犯罪、社会に対して嫌悪していた自分が、人の命を何とも思わないそれ自身だった事に。)
偉大なるワタナベさんは獅子王だ。GreatDefenderだ。
倒錯した社会にあって「真実」と「美」を追求し価値を創造し続ける。
人はそれを目の当りにして自分の現実に気づき、おののき、あるいは堕ち、悔いて、逃げながら逆につばを吐き掛ける。
俺は現実を見させてくれるワタナベさんに感謝する。そして必ず、千尋の谷から這い上がり獅子になってみせる。
ある時、ソクラテスの感化力に驚愕した人が『シビレエイ』のようだと評したのに対し、ソクラテスは「シビレエイは自分がシビれているからこそ、他人をシビれさせることができるのだ」と言ったらしい。
渡辺さん、ちょー、シビれすぎ!!
2002/6/10
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