渡辺正 連載コラム #72 フジヤマで売ってないレコードたち。
アニメに関しては全く興味がないのですが、以前勤めていたレコード屋で「機動戦士ガンダム」のフィルムコンサートを企画したことがありました。 フィルムコンサートといのも、今となっては死語ですが、なにぶん30年近く前の事ですから来日ミュージシャンの新譜にあわせてライブフィルムをレコード会社から借りてきては売り場の一角で16ミリフィルムを上映したりしてました。 そんな折、どういう経路でアニメ上映会を企画したのかすっかり忘れてしまいましたが、ガンダムを上映。 当時は「オタク」などといった特殊言語も確立されてなく、故に集まった7〜8人は強烈な個性を持った「プレオタク連」だったわけで、上映後
映写機を片してると、この連中なにか言い合いを始めてます。 彼らの「アニメ」に於ける豊穣な知識は、私の理解を超えて宇宙の彼方です。 これには参った。 「なにも感じない、マンガだし」 イデオンは好きだなぁ 登場人物全員死亡ってのがパンクロックな感じで。 すると連中「オオ〜ッ」と、なぜか感嘆の声が上がります。 さすが店長はパンクロッカーですね! 2008/2/7 |